三体さんたいドラマ あらすじと感想 相関図&キャストと見る方法

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原作はSF作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)による小説『三体』 SF界で最も権威のある文学賞のヒューゴー賞をアジア圏で初受賞するなど世界的ベストセラーが実写化されました。原作の想像力に満ちた世界観のため、映像化は困難とされてきた『三体』想像以上の仕上がりで、厳しい原作ファンからも高評価を得ています。

物語は世界中で物理学者が次々と謎の自殺を図るところから始まります。テーマが「宇宙」だとか「物理学」っぽいので難しいのかもしれません。ですが大いに興味をそそられますね。この記事では相関図、登場人物一覧など含めて、『三体』に興味を持った方、どんな内容か知りたい人にできるだけわかりやすくあらすじをまとめていきます。

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三体さんたいドラマ 相関図&キャスト

三体さんたいドラマ 相関図

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キャスト一覧 物理学者

汪淼(ワン・ミャオ)
応用物理学者、ナノマテリアル開発者。「科学境界」に接触し内部を探るよう依頼される

張魯一(チャン・ルーイー)エドワード・チャン
生年月日  1980年6月7日  182 cm
2005年に俳優デビュー。個性的な実力派俳優さんです。

楊冬(ヤン・ドン)
宇宙論研究者で物理学者。
天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)と紅岸基地の最高技術責任者・楊衛寧(ヤン・ウェイニン)の娘。

丁儀(ディン・イー)
理論物理学者、マクロ原子の発見者で楊冬(ヤン・ドン)の恋人
汪淼(ワン・ミャオ)を楊冬の母である葉文潔と引き合わせる

葉文潔(イエ・ウェンジエ)
楊冬(ヤン・ドン)の母親で物理学者
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者

陳瑾(チェン・ジン)
生年月日 1964年05月04日 59歳 172cm AB型

葉文潔(イエ・ウェンジエ)若い頃
物理学者の父を文化大革命で惨殺される。その後、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。

王子文(ワン・ズーウェン)
生年月日  1987年02月28日 36歳 

キャスト一覧 地球防衛安全部

史強(シー・チアン)通称・大史(ダーシー)
停職中の対テロ警察官、退役軍人

于和偉(ユー・ホーウェイ)
生年月日  1971年5月4日 179cm
1999年に俳優デビュー、中国を代表する俳優で唯一、曹操と劉備の両方を演じている。

常偉思(チャン・ウェイスー)
中国人民解放軍・宇宙軍中将 地球防衛安全部責任者。史強(シー・チアン)の軍隊時代の上司。

林永健(リン・ヨンジエン)

徐冰冰徐(シュー・ビンビン)
史強(シー・チアン)の部下。捜査課から作戦センターに配属される

キャスト一覧 科学境界

申玉菲(シェン・ユーフェイ)
中国系日本人の物理学者、科学境界会員。「地球三体組織」メンバー
汪淼(ワン・ミャオ)を科学境界に勧誘、「三体ゲーム」に誘導しナノ研究をやめさせようとする。

李小冉(リー・シャオラン)
生年月日   1976年5月8日  47歳 168cm

潘寒(パン・ハン)
生物学者 「科学辺境」「地球三体組織」のメンバー
三体ゲームを突破した汪淼(ワン・ミャオ)らを「地球三体組織」の集会に参加させる。

キャスト一覧 その他

慕星(ムー・シン)
ジャーナリスト
科学境界の潘寒(パン・ハン)に取材を試みる

三体さんたいドラマ ネタバレあらすじと考察

ネタバレあらすじと考察 第1話”科学者たちの死”

2007年、北京オリンピック開催間近の中国で科学者や物理学者たちが相次いで自殺するという事件が起こりました。死んだ科学者たちは生前『科学境界』という学術組織と関係があったことがわかりました。科学境界会員の申玉菲(シェン・ユーフェイ)博士と接触したのちに自殺を図っているというのです。

応用物理学者でナノマテリアル開発者の汪淼(ワン・ミャオ)教授は問題の『科学境界』と接触があった事から、刑事の史強(シー・チアン)とともに常偉思(チャン・ウェイスー)将軍が束ねる「アジア防衛理事会」に出席させられます。

接触があったというのはワン教授が偶然学会で出会ったシェン博士に誘われて科学境界の勉強会に出席した、と言うだけのことでした。

2か月足らずの間で世界中で科学者の自殺が急増していると知らされたワン・ミャオ教授はその自殺者リストの中に知り合いの女性物理学者・楊冬(ヤン・ドン)の名前があるのを見てショックを受けます。

楊冬(ヤン・ドン)の婚約者ティン・イ―博士も理事会に参加していて、彼が持っていたヤン・ドンの遺書には

「全てはが同じ結果を示している、過去に物理学は存在せず将来にも存在しない。」

と書かれていました。物理学が存在しない世界とはどんな世界なのか?

婚約者のティン・イ―博士はヤン・ドンは自殺する前に行っていた「加速器衝突」の実験で物理学では説明できない結果が出たことに思い悩んでいたと言います。説明できない結果とは「”物理の法則”は同じ環境で同じ実験をしたら毎回同じ結果が得られるはずなのに、別の結果が出るという現象」

科学境界の申玉菲(シェン・ユーフェイ)博士は謎の女性です。どんな存在なのか、行動も言動も意味不明なことが多いのですが、毎回登場してきますので重要な人物ではあります。

第1話で不可解なことはヤン・ドンの行った加速器実験の実験結果のデータを、シェン博士は実験が始まる前にすでに知っていました。そしてそのデータをヤン・ドンの師匠であるマンフィー教授に見せていたのです。 当然のことながら、終わってもいない実験結果をシェン博士はなぜ知る事ができたのか?困惑するマンフィー教授ですが、その直後自殺しました。

アジア防衛理事会の常偉思(チャン・ウェイスー)将軍から科学境界に潜入し、情報を集めて欲しいと依頼を受けるワン教授ですが、自分には関係ない分野だと依頼を拒否します。

史強(シー・チアン)刑事もワン教授に科学境界には近づくな、と忠告します。しかし実は科学境界の会員のほとんどが基礎物理学者なのに「応用物理学者」のワン・ミャオ教授に誘いをかけたことが気になっていたのです。

ネタバレあらすじと考察 第2話”射撃手と農場主”

科学境界が唱えている独自の仮説『射撃手と農場主』の仮説は証明も反対証明もできていないが、物理学者たちに希望を与える仮説なのだそうです。だが、そうした希望は底なし沼のようなもの、楊冬(ヤン・ドン)もその底なし沼にはまっていたのだ、と婚約者のディン・イ―博士はワン・ミャオ教授に話しました。

ワン・ミャオ教授はシー・チアン刑事から近づくなと言われていた科学境界に出向きます。

チャン将軍からスパイとして潜入し情報を探ってほしいと依頼を受けたのも断っていたのに、ディン・イ―博士と話したことで、科学境界が唱えている独自の仮説『射撃手と農場主』に興味を持ったのかもしれません。あるいは、物理学者としての解明欲に逆らえなかったか…?

シェン・ユーフェイ博士の会合に出席し”射撃手と農場主”の理論を聞きました。ディン・イ―博士が「物理学者たちに希望を与える仮説である反面、底なし沼にはまる」と言っていた通りそれは科学者にとって絶望しか与えないものでした。

『射撃手』
凄腕の射撃手が10cm間隔で的に穴を開けたとする。
この的には二次元生物がすんでいる(的は平面なので二次元)
その二次元生物の中の科学者は「穴」を観察した結果、偉大な法則に気が付く。
偉大な法則とは10cmごとに必ず穴があるという法則。
射撃手の気まぐれによる行為を二次元生物は「宇宙の鉄則」と考えた。

『農場主』
ある農場では七面鳥が飼われている。
農場主は毎日11時にえさを与える。
七面鳥の科学者はこの現象を観察し、約1年たってもこの現象は変わらなかったため、
「宇宙の偉大な法則を見つけた」と、他の七面鳥たちに発表した。
”毎日11時に食べ物が降ってくる”と。
しかし感謝祭のある日、食べ物は現れず農場主は七面鳥たちをすべて残らず惨殺した。

正直、この二つの仮説全く理解できません、と言うか私ごときが理解しようとするのが間違いなのです。ここは「こういうもの」「として受け止めることにします(笑)

シェン・ユーフェイ博士は「我々はこの二次元生物や七面鳥の科学者なのかもしれない」と言いました。二次元生物はあるかどうかも分からない境界線を探し続け、七面鳥は毎回同じ結果が出ると信じていたのに、同じ条件でも違う結果になったり…。
そしてこう続けました。「七面鳥はもともと感謝祭で死ぬ運命よ」

ワン・ミャオ教授はヤン・ドンの葬儀に出席した後、母親、葉文潔(イエ・ウェンジエ)にヤン・ドンを写した写真を渡そうとして、ある事に気が付きました。

それは写真に印字された数字の列です。印刷ミスだと思ったワン・ミャオ教授は帰宅後、その他の写真を確認しました。すると自分が撮った写真の全てに、数字が印字されていることに気が付きます。

数字の並びや、時系列順に少なくなっていっていることから「時間」なのではないか?と推測しますがそうだとしたら、最後に撮った写真から49日後に何かが起こる、ということになるのです…。

なぜ、そんな数列が見えるようになったのでしょう…???

ワン・ミャオ教授は科学境界の拠点となっている「春草堂」に行ったとき、飾られていた不思議な絵に吸い込まれるように見入っていました。その時に強い光を感じ、絵が滲み空間が歪んだように見えていました。
その後に写真に数字が印字されているのを発見したり、直視できないような目を刺す強い光を感じる様になったので、あの絵が何らかのパワーを出しているのではないか?と推察しましたが…?

ネタバレあらすじと考察 第3話”カウントダウン”

写真の中に突然現れた数字はカウントダウン。そう気づいたワン教授は様々な角度から検討を行いました。妻の李瑶(リー・ヤオ)や娘に写真を撮らせてみたり、隣人のカメラを借りて写してみたり…。

その結果、ワン・ミャオ教授が撮った写真にだけカウントダウンの数字が表れることがわかりました。困惑し絶望に駆られ夜の街を車を走らせる教授は対向車の激しい光に目が眩み、視界を失いました。すると奇妙なことに今度は目の前にカウントダウンの数字が見えるようになったのです。

思わず急ブレーキを踏むと車は車線から外れ急停車しました。後をつけてきていたシー・チアン刑事に車の外に引っぱり出され、何があったのかと問い詰められましたが「対向車が急にライトを向けてきた」と誤魔化しました。

カウントダウンが見えている、なんて言っても理解してもらえなさそうですものね。

しかし…

これまで数多くのファンタジー系の映画やドラマを見てきましたが「カウントダウンが目に映る」なんていう設定は見たことがなくて、新鮮!

ワン・ミャオ教授は科学境界のシェン・ユーフェイ博士に会って、カウントダウンが見え始めた事がどういうことになのか、なぜそんなことになったのか問い詰めました。自分の身に起きている現象が科学境界の「何か」が影響しているのだと思ったのです。

シェン・ユーフェイ博士はワン教授が手掛けているナノマテリアル・飛刃(フライング・ブレード)の量産実験プロジェクトを中止するように言ったのです。

「数列が見える事と、プロジェクトに何の関連性もないし国の重点プロジェクトなので中止することはできない、数十年かけてきた研究をやめるにそれなりの理由がいる」と言うと博士は「試してみて、それしか言えることはない」と。

超自然的な現象と、最先端のナノマテリアルの開発の関係性が謎です。フライングブレードの実験をやめれば超常現象も止まる、再開すればまた始まる、ということは超自然的な力は「開発」を望んでいないということ?になりますよね?

しかし、シェン博士と同じ科学境界のメンバー、潘寒(パン・ハン)と言う人物はフライングブレードの量産を期待しているようでした。科学境界の内情もまだこの段階では明らかになっていないので、なぞは深まるばかり…。

ネタバレあらすじと考察 第4話”科学者と刑事”

止まらないカウントダウンに汪淼(ワン・ミャオ)教授は眠ることもできず憔悴しきっていました。謎の女、科学境界の申玉菲(シェン・ユーフェイ)博士はカウントダウンを止めるためには「超強度のナノマテリアル”飛刃”フライングブレード」の研究を中止するしかないと言いました。

国家プロジェクトなので中止するわけにはいかない実験でしたが、実験機器の不具合などが生じて、図らずも中止せざるを得なくなりました。このチャンスを逃すわけにはいきません、ワン教授はすぐさまシステムダウンを命じました。

すると、シェン博士の言うように見えていたカウントダウンの数字が徐々に消えて見えなくなりました。

シェン博士の言った通りになって驚きと同時に激しい怒りを感じたワン教授は博士に「なぜだ?」と詰め寄りました。博士は「私たちが決める事じゃない」と、そして実験を再開するとまたカウントダウンが始まる、と告げます。

3日後に実験を再開する、というワン教授に「3日後、つまり14日の午前1時から5時、全宇宙があなたのために瞬く」と。更に「宇宙背景放射の観測地」と言うキーワードを残しました。

シェン博士の謎の言葉にっすっかり疲れ果て座り込むワン教授のもとに史強(シー・チアン)刑事が訪ねてきて「カウントダウンの話をしてくれ」と言います。シー・チアン刑事はカウントダウンが見える事、それにシェン博士が関わっていることまで調べ上げていました。

自殺したヤン・ドンも同じように死ぬ前にシェン博士と会っていたことを突き止め、「自殺者は皆死ぬ前にシェン博士と接触していた、そして今はあんたに接触している」と言い、真相解明のために手を組もう、と提案します。

ワン教授はヤン・ドンが自殺した理由を探る為、母親の葉文潔(イエ・ウェンジエ)を訪ねます。イエ・ウェンジエ自身も科学者で、娘が自殺してしまったことを悲しむよりも情けなく思っている様子でした。

帰り際、ワン教授は気になっていたシェン博士の謎の言葉「宇宙背景放射の観測地」について、どこにあるのかイエ・ウェンジエに聞いてみました。すると、国内には2か所、ウルムチの観測基地ともう1か所は北京郊外の電波天文観測基地にある事を教え「訪ねるなら知り合いに連絡をしておく」と言ってくれました。

一方で常偉思(チャン・ウェイスー)将軍が率いるアジア防衛理事会では、世界各地域の防衛理事会との会議が開かれていました。

そこで「欧州戦区」からヘルシンキの天体観測チーム9名が太陽の異常を観測し、公表することは阻止できたが9名全員が自殺した、と報告されました。科学者たちの自殺はいまだ続いているのです。

今回分かったことは…

*シェン博士はワン教授に起こっているカウントダウンが見える現象の原因と対処法を知っていた
*シェン博士は中国で自殺した科学者たちと事前に会っていた
*イエ・ウェンジエは娘のヤン・ドンが自殺したことを不甲斐ないと思っている
*世界中で何かを発見した、または新たな事象を観測した科学者たちが相次いで自殺している

以上です。

なかなか、話が進まなくて宮部みゆきさんの小説を読んでいるような感じです(分かる人にはわかる?)もう少しスピード感が欲しいところですね~。

ネタバレあらすじと考察 第5話”宇宙の瞬き”

史強(シー・チアン)刑事に記者の慕星(ムー・シン)が接触してきます(文字通り、バイクでシー・チアン刑事の車に接触して)ムー・シンは科学者の相次ぐ自殺を調査していて情報を得ようとしますが、シー・チアン刑事は相手にしませんでした。

汪淼(ワン・ミャオ)教授は自殺した楊冬(ヤン・ドン)の母親、葉文潔(イエ・ウェンジエ)の紹介で「宇宙背景放射の観測地」として国内にある2か所のうちのひとつ、北京郊外にある電波天文観測基地の沙瑞山(シャー・ルイシャン)を訪ねます。

ワン教授は「宇宙背景放射の揺らぎ、つまり3K背景放射全体の等方性の揺らぎが見たい、1%から5%の間で。」と。「冗談でしょう?」とシャー・ルイシャンは呆れます。

「1%を超える揺らぎが本当に発生すればこの緑の直線が赤い波形を描く、そんなことは起こりえないし、世界最後の日まで緑の直線のままですよ。太陽が燃え尽きた後ならあり得るかもしれませんが」とくすっと笑いました。

「宇宙の明滅なんて宇宙人の存在より信じがたい」いうシャー・ルイシャン。すると、シェン博士が予言した時刻になるとモニターの緑の直線が突然赤い波形を描き始めました。

シェン博士の予言した通りの時間に宇宙の揺らぎが始まりました。それはモールス信号となってワン教授にだけわかるようにカウントダウンの数列を表していたのです。

揺らぎの真偽を確かめるためワン教授は天文館へと向かい、波長を圧縮してみる事ができる「3K眼鏡」を装着しました。

眼鏡を通してみる空間はオレンジ色に変わり、グラグラと激しく上下に動いていました。それは確かに宇宙の揺らぎだったのです、そしてまたカウントダウンの数字が表れてきました。

モールス信号で表されたカウントダウン、そして実際に揺らぎを見ると消えていたカウントダウンの数字が現れたのです。

このシーン、私の場合かなり目に負担がかかりました。画面全体に赤やオレンジがグラグラと揺れて見続けるのがちょっと困難でした。目が弱い方は注意なさった方がいいかもです。

ワン教授はシェン博士に電話を入れ「カウントダウンの先には何があるんだ!?ゼロになればどうなる!?」と激しく詰め寄りました。シェン博士はさあね、と言ったきり明確な答えは出さないまま…。

ワン教授は科学では説明できない超自然現象に対面し、精神がボロボロになりました。カウントダウンはまた始まり、ゼロになったとき何が起きるかもわからない不安…。

ぼろ雑巾のようになってうなだれるワン教授にシー・チアン刑事が声をかけます「酒を飲もう」と。言われるままについて行き、酒を飲むワン教授、そしてついに本当のことを話し始めました。

「私にはカウントダウンが見えている」そしてシェン博士の予言通りのことが起こった、とシー・チアン刑事に話したのです。

それに対して「異常行動には何か合理的な裏がある、この件の影には黒幕がいる」というシー・チアン刑事。「カウントダウンなんて気にするな、背筋を伸ばして抵抗しろ、簡単には死なせない」訳の分からないことに巻き込まれ身動きできないワン教授にとって力強いその言葉は心に響きました。

理解できないまでも寄り添おうとしてくれるシー・チアン刑事の態度に段々と心を開き、そして自信を取り戻していくのでした。カウントダウンを受け入れる準備もできました。そしてフライングブレードの実験は再開され、見え始めたカウントダウン。

一方でワン教授から撮った写真にカウントダウンの数字が印字された写真を受け取ったシー・チアン刑事はその足でアジア防衛理事会へ向かい常偉思(チャン・ウェイスー)将軍に見せました。

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ネタバレあらすじと考察 第6話”同じ時を刻む”

第6話”同じ時を刻む”のポイント

*新たな登場人物と”中華田園計画”
*楊冬(ヤン・ドン)の母親・葉文潔(イエ・ウェンジエ)の経歴
*汪淼(ワン・ミャオ)教授の排除を支持する申玉菲(シェン・ユーフェイ)

申玉菲(シェン・ユーフェイ)博士はある人物のもとを訪れています。明らかにシェン博士よりも上の存在、浮世絵を離れて仏門に入った、と言っていますが「科学境界」の関係者であることは間違いなさそうです。

しかも、科学境界の中にも思想の分裂はあるようでシェン博士は潘寒(パン・ハン)たちの”中華田園計画”には無理があると賛同していない様子。

“中華田園計画”という新たなピースが加えられました。

これまでに見え隠れしてきた科学境界の生物学者、潘寒(パン・ハン)たちは”中華田園計画”という人類を「自然回帰」させ、環境破壊から保護する計画を打ち立てているようですが、シェン博士は有用な計画ではない、と否定的。

科学境界内でも派閥があるようです。

一方、シー・チアン刑事はアジア防衛理事会の常偉思(チャン・ウェイスー)将軍に『宇宙の明滅』が観測されたことと、それを事前にシェン博士が知っていたことを報告します。『宇宙の明滅』のリズムはコードを現わしていて、解読するとカウントダウンだったと。

チャン将軍は理事会を収集し、そこで「カウントダウンが見えるものが現れた」ことを報告しました。カウントダウンは網膜に現れている、それはかつて遭遇したことのない状況であると。

シー・チアン刑事はワン教授にスパイとして科学境界に潜入して欲しい、と改めて頼みました。一連の出来事の全てに科学境界とシェン博士が関係していて、その博士がワン教授に声をかけたということは、科学境界にとってワン教授は重要人物である、ということ。

不安な様子のワン教授に「お前は科学者の七面鳥、おれは用心棒の七面鳥だ、心配するな、俺がずっとそばにいる」と胸を張って言いました。

シー・チアン刑事はシャツに貼り付けたデジタルのカウントダウン時計を見せました。何のカウントダウンかはわからないが安心しろ、一緒にゼロになろう、と伝えます。精一杯寄り添おうとするシー・チアン刑事の態度にかなり感動したシーンでした。

シェン博士と接触した科学者は皆自殺すると言われていますが、自殺していない科学者もいます。それはヤン・ドンの母親で天文物理学者の葉文潔(イエ・ウェンジエ)です。

これまでの5話ではイエ・ウェンジエは自殺した娘の母親、と言う立ち位置でしか描かれてきませんでしたが、実はそうではありません。『三体』における最重要人物であると言っても過言ではないイエ・ウェンジエにやっとスポットライトが当たり始めて、正直「やっとか~~、遅いわ」って感じです。

アジア防衛理事会の拠点にシー・チアン刑事のオフィスが設けられ、部下として徐冰冰徐(シュー・ビンビン)が配属されてきました。関係者の調査を本格的に取り組むチームができました。もちろんワン教授もメンバーです。

シェン博士との接触があって自殺していない人物、イエ・ウェンジエの家を訪ねたワン教授はシェン博士を知っているかと聞きました(接触があった事はもう知っているのですが、あえて隠して)それに対してイエ・ウェンジエは「なにかの活動のときに会ったのかも」とだけ言ってすぐに話題をそらしました。

シー・チアン刑事はそのイエ・ウェンジエについて調べた資料をワン教授に見せました。そこには教授の知らなかったイエ・ウェンジエの経歴が記されていました。

中国が「文化大革命」のとき、大科学者で反革命派だったイエ・ウェンジエの父親、葉哲泰(イエ・ジョータイ)を糾弾したのはもう一人の娘、葉文雪(イエ・ウェンシュエ)と妻の紹琳(シャオリン)だったのです。

拘束されたまま父親は亡くなりました。イエ・ウェンジエの父親は時代的に研究を続ける事ができず、娘のヤン・ドンは物理学が存在しないと思い研究を断念、2人の死はイエ・ウェンジエにどんな影響を与えたのでしょうか?

科学境界のシェン博士とは交流がないと言いながらも科学境界の仮説(射撃手と農場主)には否定的ではないイエ・ウェンジエの真意は???

ラスト――――
科学境界のシェン博士は誰かとチャットをしています。その内容が怖い…。

シェン博士「主からの命令 ワンミャオ(ワン教授)が研究をやめなければ排除しろ」
相手   「彼を勝ちとれ」
シェン博士「主の意思には背けない」
相手   「彼に主を理解させ仲間にすれば問題ない」

ちょっと怖いんだけど…

「主」って誰?

チャットの相手は誰?

科学境界のメンバー潘寒(パン・ハン)なのか?


排除とは自殺させることなの?ですよね多分…。でもどうやって自殺させているのでしょうか?物理的に手を下してはいないようなので、精神面からそう仕向けているのでしょうが。

「仲間にすれば問題ない」と言っていますが、接触があって死んでいないイエ・ウェンジエは仲間、という認識でよいのだと思います。

なんなら、イエ・ウェンジエが科学境界の黒幕で「主」と呼ばれる存在なのかも???

ネタバレあらすじと考察 第7話”ゲーム三体”

ワン教授はシェン博士にカウントダウン現象の仕組みを分析して見せ、改めて自分が七面鳥だったとしてどこの農場の七面鳥なのか、農場主の正体を尋ね科学境界に入ればわかるのか?と聞きます。それに対しシェン博士は「入る資格はある」と言ってある住所をメールで送りました。

科学境界の寺院で潘寒(パン・ハン)はワン教授が実験を再開したことで計画が失敗した、とシェン博士に圧力をかけます。やはりこの2人は対立しているようですね。実験は再開したが仲間に加わった、と言うとパン・ハンはワン教授に「主」を理解させるつもりか?無意味だ、と言って立ち去りました。

寺院を後にするパン・ハンと入れ替わりにシェン博士からメールで送られてきた住所をたどってワン教授がやってきました。送られてきたのはこの場所の住所だったのですね。

中に入ると6話でシェン博士と”中華田園計画”について話をしていた人物が現れ案内してくれました。この人物が「主」なのか???

シェン博士はワン教授に「知りたいなら農場主の世界を自分の目で確かめて」とあるウェブサイトのアドレスを渡しました。

メールで教えれば済むことなのに、わざわざ思わせぶりに寺院まで来させてサイトのアドレスを渡すだけなんてね…? 本当の目的は案内してくれた人物に会わせるためだった?

お茶をふるまってくれた時、水が流れるしつらえにしてあるテーブルに落ちた花びらが流れを遮っているのを見てそれを拾い上げたワン教授に「この文明は君のおかげで洪水による破壊を免れた」と言いました。

キョトンとするワン教授に「ナノマテリアルを扱うのに分からないのか?」とあきれた様子でした。

(この人物の名前は素粒子物理学者の韓(ハン)教授だということがわかりました。)

博士から渡されたアドレスにアクセスするとそれは「三体」と言うVRゲームのサイトでした。シー・チアン刑事はチャン将軍に頼み込んで高額なVRデバイスを購入してもらい、ワン教授とゲームに挑みました。

ゲームに入るといきなり天井から破片が崩れ落ちてきて空間に「三体」の文字を造り上げました。ワン教授は「海人(ハイレン)」と言う名でアカウントを作り、シー・チアン刑事はなぜか「ルージュー(もつ煮と言う意味)」で登録。

ゲームの舞台は戦国時代のような雰囲気でもありますがどこまでも続く荒野が広がっています。ゲームに入ると昔の衣装をまとって登場。ワン教授が初めに出会った人物は大きな砂時計を背負った「姫昌」と言う人物と従者です。

その人物によるとここでは太陽の動きで時を知る事ができない世界で、「乱紀」と「恒紀」があって今は「乱紀」なのだと言います。太陽が沈んだかと思えば今度は青い太陽が昇り、すぐに沈んでしまう、寒い世界です。3人は木のそばに固まって焚き火で暖を取りましたが、燃やす木の枝は多くありませんでした。

一方でシー・チアン刑事は別のグループと出会いました。そこでワン教授がを知らないか、聞きましたが知る者はいませんでした。一緒に行かないかと誘われましたが、刑事のカンが働いたのか、ヤバいやつらだと思いその場を離れワン教授を探しに行きました。

移動を始めたワン教授らですが、過酷な旅にこれ以上進めない、脱水したら運んでくれるか?と言う従者に必ず運んでやると約束する姫昌、すると従者は「脱水する」と宣言しました。

「脱水」こんな発想、どこからきたのでしょうか!?意外過ぎてびっくりするやら、可笑しいやら。昔の洗濯機にこんな機能が付いていました。洗濯物を挟んでくるくる回すとぺしゃんこになってでてくるやつ。気持ち悪いのはすっかり乾燥しきっていない間は、びくびく動くんですね…。

見る見る身体から水分が抜けていき、ぺしゃんこになっていく従者を見て驚くワン教授。「水に浸せばすぐ元に戻る」と言う姫昌は従者の身体をクルクルと巻いてワン教授に持たせたのです。

突然シー・チアン刑事の事を思い出し、その事を教えるために慌てて探しに走るワン教授でしたが、男たちに騙されて「脱水する」と言ってしまった後でした。ここでシー・チアン刑事はゲームアウト。

姫昌の元に戻り旅を続けるワン教授、ある日空を飛ぶ2つの飛星を見ました。飛星が現れると乱紀は終わりまもなく「恒紀」が訪れる、という姫昌。

このゲームの目的は知性と思考力を駆使して様々な現象を分析し文明の発展のため太陽運行の法則を捉える事、そして姫昌は世界の根本を理解し太陽運行の法則をみつけたと言います。そして作った万年暦を紂王に献上する為、王都がある朝歌に向かいました。

朝歌にたどり着いた2人、姫昌は紂王の前で万年暦を使って乱紀と恒紀の周期を予測して見せました。王は「先にその予見を検証する」と言ってどんな力を使ったのか、時間を早送りするように検証をしたようでした。そして予見通りだったことを喜び「再水化」を叫びました。

すると、これまで保存されていた何千個もの脱水体が水中に投下され、人の姿に戻り始めたのです。

「先にその予見を検証する」と王が言いますが、これって科学境界でシェン博士がこれから起こる事を予言したのと似ていませんか?ヤン・ドンの実験結果だったり、ワン教授のカウントダウンや宇宙の明滅だったり…。 何か関係があるはず!

このシーン、ティザーか何かで見て衝撃すぎた映像でした。水中に大量に投下された物体が人型になって水面を目指すシーン。何がどうなっているのかわかりませんでしたが、干しシイタケの水戻し方式だったのですね。

ネタバレあらすじと考察 第8話”深まる謎”

シェン博士からゲーム「三体」に入ればだれが農場主かわかる、と言われてゲームの世界に入るワン教授ですが、ゲームの世界の人々は交互に訪れる「穏やかで豊かな恒紀」と「太陽の動きがでたらめで極寒の乱紀」に振り回されています。

3つの惑星「飛星」の出現が「乱紀」に変わる前兆であることは分かっているようです。王の目的は「太陽の動きの法則」を見つけること。

ワン教授、史強(シー・チアン)刑事は有能な助手・徐冰冰徐(シュー・ビンビン)とともに「三体」世界の検証を繰り返します。

一方で、科学者たちの自殺は続いており、アジア防衛理事会のチャン将軍はこれ以上の犠牲を食い止めるべくある作戦を実行します。

ワン教授に科学境界でのシェン博士の勉強会に潜入させ、そこに集まっていた参加者たちの名簿、特に優秀な科学者たちを特定させました。

チャン将軍はその特定した科学者たちに内密に接触し、場所を特定できないような形で保護しました。目的は「自殺」から守る為。ところが、その中の1人が保護下にあったにもかかわらず、自らガラステーブルに頭を打ち付け頭部に大けがを負うという事件が起こりました。

危うく命を落とすところでしたが、異変に気付いたチャン将軍の部下に助けられたのです。その科学者が言うには突然部屋の中に強い光が飛び交い始め、眩しさに目が眩み何も見えなくなった、と。

隠れ家から救急搬送される様子を隠し撮りしていたジャーナリストの慕星(ムー・シン)はシー・チアン刑事に見つかってしまい、署に連行されます。誰にも知られていないはずの隠れ家をムー・シンはどうやって知ったのでしょう?

その日ムー・シンは科学者の相次ぐ自殺と科学境界を探る為に”中華田園計画”を唱える科学境界の潘寒(パン・ハン)に接触していました。

パン・ハンからか環境汚染に関する資料を受け取ったムー・シンは自身のチャンネルで汚染の事実を伝える内容の環境保護番組を収録していました。そこに訪ねてきた謎の男、フー・シャオシー…。

さて、今回の内容をまとめると
ゲーム「三体」では太陽の軌道の法則をみつけることが目的らしいということ。
ゲーム「三体」のプレーヤーたちは科学者や物理学者の参加者が多い。
チャン将軍は自殺者を出さないために、科学境界に参加した科学者たちを内密に保護した。
秘密にしていたはずの場所が何者かによってリークされた?

と言うような内容でした。ゲーム「三体」がストーリーにおいて重要な役割を果たしているらしく、ゲーム内のシーンに多くの時間が使われています。科学境界のシェン博士もゲームに参加していますので、きっと大きな意味があるのでしょう。

に、してもですね、相変わらず物語は霧の中を進んでいくようにモヤモヤモヤモヤしています。早くスッキリしたい…。

ネタバレあらすじと考察 第9話”見えない敵”

避難所で事故にあった科学者の搬送現場にいたジャーナリストのムー・シンが持っていたのは、保護されている科学者たち8人の避難所が写された映像でした。

チャン将軍はSPにすら直前にまでその場所を教えなかったほど厳重に秘密にしていた場所が、映像にまで撮られていることに驚愕します。同様の不可解な情報流出は他の戦区でも起こっており、見えない敵に防衛理事会側は危機感を募らせます。

ムーシンに情報を提供した男フー・シャオシーを確定して連行しますが、フー・シャオシーもまた誰かからのメールによってその場所を知らされただけでした。

そのメールを送ってきたのは誰でしょう?それはパン・ハンだったのです。

「私がいなければあの8人とは連絡が切れていた」とパン・ハン。そして、その8人の名前が漏れたのはシェン博士の勉強会に参加していたワン教授からだ、とシェン博士を非難します。

シェン博士はフー・シャオシーが自ら作戦センターに連行され力を誇示した、とパン・ハンにやり返します。

シェン博士もパン・ハンも同じ「主」を崇めているようですが、2人が考える「主」の意向は違っているようです。

パン・ハンの考える主の意向は「環境破壊から地球を守れ」的なもの。”中華田園計画”を唱え、環境汚染の実情をムーシンに報道させたり、これ以上文明が発展しないようにワン教授のナノマテリアルや多くの研究をやめさせようとしています。

一方でシェン博士の考える主の意向は…わかりません(;’∀’)シェン博士が何をしたいのか、わからないのです。

シー・チアン刑事はワン教授とともにシェン博士と会う約束をします。シェン博士は会合場所をゲーム「三体」のなかの「文明139の列車の中」と指定してきました。

文明開化時代の衣装を身につけたシェン博士(リー・シャオラン)は女優の「小雪」さんにそっくりでびっくり!!!

ワン教授は列車でシェン博士と会い、ゲーム三体の最終目的が何かを聞きますが、それに対してシェン博士は「文明はなぜ発展すべきなのか?」と問い返します。

ワン教授はゲームをクリアすると農場主に会える、と考えますがシェン博士は「主」を理解するのが先、と言います。そこへ、シー・チアン刑事が合流し「自殺した科学者に何が起きたか知りたい」とストレートに聞きました。

「すべて話したし、もっと知りたいなら理解の範囲内で話す」と答えたところで文明139は崩壊してゲーム終了。

ゲームを終えた2人はリアルにシェン博士に会うべく、「プレイヤー同士の雑談」と言う体で家を訪ねました。

シー・チアン刑事はマンフィー教授、ヤン・ドンの自殺について、加速器実験の結果をなぜ結果が出る前に知っていたのか、と聞きました。

それに対するシェン博士の答えは「主は全知全能」そしてワン教授に頼んで煙草を使ってシー・チアン刑事にわかるよう説明させました。

同じ数の煙草を3回投げて同じ位置に落ちる可能性がないこと以上に、先にどの位置に落ちるかを事前にマークすることは不可能。

この不可能なことを実際に目にして受け入れたからマンフィー教授は自殺した、とシェン博士は言うのです。でもヤン・ドンに関してはマンフィー教授のように一旦は人生を諦めず転職して結婚しようとしていたが、結局実験から10か月後に自殺したことが理解できないと。

一方で勾留から解放されたムー・シンはパン・ハンに会います。パン・ハンはフー・シャオシーに避難場所の情報を教え、ムー・シンに伝えさせたのが自分である事、また、環境破壊に関するデータや資料をムー・シンに渡し、公開するように言いました。

どうやってパン・ハンが手に入れたのか、それらの資料も国家機密級の情報でした。パン・ハンが何者か、ただの科学者ではないことに恐怖を感じますが、それ以上に好奇心が勝り協力することを約束します。

ムー・シン、ヤバいことに巻き込まれていきそうで怖い…。

ネタバレあらすじと考察 第10話”冬の大興安嶺(だいこうあんれい)”

シー・チアン刑事は1人で10人分の働きができる優秀な部下、徐冰冰徐(シュー・ビンビン)にヤン・ドンが自殺するまでの様子を婚約者の丁儀(ディン・イー)博士から聞き取り、ヤン・ドンの行動を徹底的に洗いなおすことを支持しました。

シー・チアン刑事が気になったのは、自殺したヤン・ドンはもちろんですが、その母親、葉文潔(イエ・ウェンジエ)です。加速器実験の後、人生を諦めず結婚に向き合っていたヤン・ドンのこの大きな変化を話題にしたことが無い母親。

近所の子供を集めては遊んでやるような親切な老人が、自分の娘の変化に気が付かなった訳はないのに、不自然すぎる対応に何かがあると読むシー・チアン刑事はワン教授にイエ・ウェンジエともっと話をするように勧めます。

ワン教授はイエ・ウェンジエに頼まれ、大学でナノ物理学について講義を行います。その後でワン教授は科学境界の周りで起こっていることについての調査に協力している事を告げ、イエ・ウェンジエの過去の記録を見た、と話しました。

記録には機密扱いの経歴も書かれていて「まだ解かれていない事柄があるのですね」というと、大した秘密ではない、とイエ・ウェンジエ。

ここから過去の回想が始まります。
1960年代 中国文化大革命時代に推進された「上山下郷運動」に参加していたイエは中国東北部を南北に走る大山脈「大興安嶺」の開拓に配属されていました。

「上山下郷運動」

文化大革命期の中華人民共和国において、中国共産党中央委員会主席毛沢東の指導によって行われた青少年の地方での徴農(農業に従事させる制度)を進める運動で、農村支援の名目のもとに約1600万の中学卒業生が農村や辺境に追放され徴農される下放政策。

そこで知り合い親しくなった記者と名乗る男、白沐霖(バイ・ムーリン)から生物学者レイチェル・カーソンの、殺虫剤などの化学薬品の危険性を訴えた著書「沈黙の春」という本を見せてもらい「人間の開発自体が生きる連鎖を破壊する」と言う考えに影響を受けるのでした。

大興安嶺には「レーダー峰」と呼ばれる場所があり、そこが軍事基地である事を伐採作業に参加してきたバイ・ムーリンから教えられました。そのレーダー峰に目を向けると耳障りな音と共に巨大なパラボラアンテナが姿を現しました。

バイ・ムーリンの話ではアンテナが現れると森の動物が情緒不安定になり、鳥が一斉に飛び立つ。近隣住民の髪の毛が抜け落ちたり、めまいや吐き気に見舞われる、と言うのです。

第1話からちょくちょく現れていた山頂の巨大なパラボラアンテナがついに姿を現しましたね。

めまい、吐き気や抜け毛の症状が現れるということは「放射線」が発射されている、とイエはすぐにわかりましたが、目的はこの段階ではまだわかってはいません。

バイ・ムーリンから借りた「沈黙の春」を読み終えて宿舎に返しに行ったイエはバイ・ムーリンから中央政府あてに書いた手紙の下書きを見せられました。

内容は山林伐採による悪影響や自然破壊について書かれたものでした。清書したいけどチェーンソーの使い過ぎで手が震えて書けないというバイ・ムーリンの代わりにイエが代筆しました。

このことが後に大事件に発展します。

三体さんたいドラマ 10話まで見た感想をぶっちゃける

さて、区切りとなる第10話まで何とか見続けてあらすじと感想を書く事ができました。ひとえに「三体」を理解したいという思い、というか意地でここまで来ました。

2024年1月にはnetflix版の配信も始まるということで、大いに楽しみな「三体」です。そもそも私が「三体」を知ったのはnetflixの新作コーナーだったのですが、ティザーを初めて見たときものすごくワクワクドキドキして、それでこんな話があるのか!?と「三体」を調べ上げました。

原作がSF作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)による小説で、SF界で最も権威のある文学賞のヒューゴー賞をアジア圏で初受賞するなど世界的ベストセラーである事、そして中国テンセント社が実写化して30話もの長編ドラマとしてWOWOWで配信されることを知り、WOWOWに加入してまで観たい!!!と思ったのでした。

1か月の無料お試し期間に登録して、30話一気に見てやろう!とえげつない考えを持って無料登録しましたが、なんと1か月に10話ずつの配信と知り「ちぇ」などと思いながらそのまま契約に進んだのでありました…(;’∀’)

ところが、見始めたはいいが全く頭が追いついていきません。バカなのか?と思えるくらい理解できないことばかりで、いったい面白くなるんだろう?????????と、疑問を抱えながらモヤモヤしながら見続けました。

科学者が次々と自殺する、カウントダウンが見える、などと言うような今まで見たこともないようなアイデアが満載で興味深いのですが、鍵を握る、と言うか答えを知るシェン博士はいつもいつもあいまいな答えしかくれず、もったいつけるばかりで何にも教えてくれません。

射撃手と農場主の仮説もさっぱり理解できないけど、私なんかは完璧迷える七面鳥、と言ったところでしょう。

7,8話あたりから何となく全体像が見え始めたような気がします。しかし、引っ張りすぎですね。宮部みゆきさんの長編小説ぐらいの歩みののろさにいらいらしながら見続けてきました。

決して宮部みゆきさんをディスっている訳ではありません。むしろ大ファンで初期のころからほぼ全作品読み漁っています。

この記事を書くにあたって、原作小説のあらすじについて書かれた記事なども読みました。するとですね、そもそもの始まりは1967年の文化大革命の混乱あたりから始まるのです。葉文潔(イエ・ウェンジエ)の父親、葉哲泰が処刑されるシーンです。

本作のテンセント版での始まりとは違います。本作ではやっと10話目にして、物語の始まりとなった1960年代の「上山下郷運動」でレーダー峰のある大興安嶺でのシーンが始まります。

言いたいのは、テンセント版も本作と同じような時系列で展開していけばここまでの混乱は(あくまでも私が混乱してしまいました)なかったのではないかと思うのです。

netflix版三体のティザーでは男性が処刑されるシーンから始まっていますので、おそらく時系列にそった描かれ方になっているのではないかと推察します。

とにかく、よくぞ離脱せずにここまで観た!と自分で自分をほめてあげたい。そして、20話まではもう見ています。そして2023年12月9日からは21話から最終話までは配信されます。あらすじと感想を最後まで書くことを目標に、この素晴らしい世界観をSFファンの多くの人にお伝えてしていきたいと思います。

三体さんたいドラマ を見る方法

中国テンセント版(ネットサービス)のテレビドラマシリーズ・全3部作の1作目(30話)がWOWOWで配信されています。

アカウントをお持ちでない方が見る方法はまずWOWOWオンデマンドに(仮)会員登録をします。1か月の無料視聴サービスを受けれますので、その間に現在配信中の10話(全30話)までは無料視聴が可能です。

続けてご覧になりたい場合は、そのまま本契約になり月額視聴料2,300円(税込2,530円)が発生します。無料視聴のみをご利用なさる場合は、開始した期間をしっかりと把握なさることをお勧めします。

※無料トライアルを適用できるのは、初回契約時の1回のみとなります。

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三体さんたいドラマ ネタバレあらすじ 相関図&キャストと見る方法のまとめ

『三体』中国テンセント版(ネットサービス)のテレビドラマシリーズ・全3部作の1作目(30話)がWOWOWで配信開始!また2024年1月にはnetflix版も配信される予定になっています。大きな話題となっている『三体』は現在テンセント版では30話のうちの10話まで配信中。11話~20話は11月4日午後0時40分より配信開始されます(21話以降の配信情報は現時点では公開されておりません。)

この記事では相関図とキャスト一覧、各話のあらすじと見どころをわかりやすくまとめています。またwowowで独占配信中の『三体』を見る方法をご紹介しました。

                            〈Pinoko編集局〉

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