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Amazonprimeで独占配信中の「ロードオブザリング:力の指輪 シーズン1全8話」
最終話では、隠されていた真実が明るみになりましたね。よそびとやサウロンの正体が明らかになりました。そしてついにエルフの3つの指輪が創られたところで終わりました。
シーズン2の配信の詳細はまだわかりませんが、続きが楽しみ!!!
今回のシーズン1では、ドラマの中では詳しく説明されなかった言葉がたくさん出てきました。
例えば「フェアノール、ヴァリノール、シルマリル」などなど。
このブログでは本は読みたくないけど、もう少し詳しく知りたいという方々へ要点をまとめてお届けします。
まずは「シリマリルの物語」、このサイトでもたびたび「シリマリルの物語」について取り上げてきましたが、本文に付随する程度の内容にとどめてきました。今回は「シリマリルの物語」のみに焦点をあてました。原作者トールキンの世界の理解を深めるために、主にWikipedia、および中つ国wikiを参考に、少しでもわかりやすいようにまとめた事をご紹介します。
『ロードオブザリング 力の指輪』
シーズン1鑑賞。
色々と賛否両論なのはわかるけど、個人的に中つ国の第二紀を映像として見れただけで嬉しい。権利的な事もあったり原作とも違うところもあったりするけど、二次創作的に面白かった。
終盤どんどん盛り上がってきたし次のシーズン楽しみ! pic.twitter.com/ksFdEblsan— kon (@kon_Black) October 22, 2022
シルマリルの物語あらすじと時系列
「あらすじ」と一言で言ってしまうのがはばかれるくらいの超編歴史物語ですが、少しづつひも解いていきたいと思います。
ざっくりいうと「奪われた宝石シルマリルを追って、至福の国アマンから中つ国へ渡ったエルフたちの物語」デス。 ざっくり過ぎですが…。今回は、創世からフェアノールの衰退までを時系列順にまとめています。ではスタート!!!
シルマリルの物語は5部作
- アイヌリンダレ――創世神話、アイヌアの音楽
- ヴァラクウェンタ――神々の物語、ヴァラールとマイアール
- クウェンタ・シルマリルリオン――大宝玉シルマリルを巡るエルフたちの物語
*ここがいわゆる「シルマリルの物語」の大部分を構成しています。全部で24章から構成されています。
ノルドール・エルフの中つ国帰還とベレリアンドでの戦い(宝玉戦争)
ベレンとルーシエンの物語
ドワーフ・トゥーリン・トゥランバールの闘い
エアレンディルの航海
など。 - アカルラベース――第二紀の物語、ヌーメノールの水没
*この部分が今回Amazonprimeで配信されている「ロードオブザリング力の指輪」で描かれています。 - 力の指輪と第三紀のこと
*「指輪物語」としての3部作やホビットの冒険などの3部作
それでは、適度な詳細を見ていきましょう。
1アイヌリンダレ――アルダ(地球)と中つ国大陸の創世記
創造神エル・イルーヴァタールはまず最初の種族アイヌア(聖なる者たち)を作りました。この種族の中には兄弟として作られたマンウェとメルコールもいました。
創造神エルは音楽の1つの旋律をアイヌアに与え、奏でる事を命じました。アイヌアたちは美しい音楽を奏でましたが、アイヌアの中で力のあるメルコールは勝手に独自の音楽を奏で、不協和音が生まれ、メルコールに同調するものまで現れ、アイヌアの音楽を圧しました。
次に創造神エルは一つ目よりも力強い二つ目の旋律を与えると、メルコールの兄弟マンウェが中心になりアイヌアらと共に美しい音楽を奏でましたが、メルコールと彼が率いる者達による不協和音が巻き起こり、またメルコールが勝利しました。
そこで創造神エルは、力と深さが次第に増し、また悲しみが基調になる三つ目の旋律を示しました。それには更にエルフと人間(イルーヴァタールの子ら)の存在を織り込んだ今までの二つとは全く違う旋律でした。メルコールらは不協和音を激しく繰り出し争いましたが、主題をかき消すことはできず、それどころか主題は不協和音をその中に取り込んで一つの音楽となり、創造神エルによって1つの和音になりました。
創造神エルはアイヌルらにアルダ(地球)の姿を幻視させ、そして自分たちが奏でた音楽がそれと知らずイルーヴァタールの子らのための世界を準備するものであったことに気づきました。それと同時にイルーヴァタールから生まれた存在であるエルフと人間を目にして驚嘆し、それらに魅せられたのでした。
ここまではまだ物理的に形のない世界の話です。
次に創造神エルは物質的に存在する世界「エア」を創造しました。そしてアイヌルの中で望むものはエアに下って幻視されたアルダ(地球、中つ国のある世界)と歴史をそこで実現することを許したのです。
やっと地球ができましたね!!!
エアに下ったアイヌア達はヴァラール(神格)と呼ばれ、ヴァラールの下でアルダを創り上げていくために働くアイヌルらをマイアール(下級生霊、小神)といいました。
かの、不協和音を奏でたメルコールも支配欲を満たすためにエアに下ります。
2ヴァラクウェンタ――中つ国におけるヴァラール、マイアール、メルコール
灯火の時代 中つ国の湖に浮かぶ島にアルマレンという国を築いたヴァラールらは南北に二つの巨大な灯火(イルルインとオルマル)を置き、世界を照らしていましたがメルコールの反乱によって灯火もアルマレンも破壊されました。
その後、ヴァラールらは西方大陸アマン(至福の地、または不死の国と呼ばれる)に移り、新たにヴァリノール国を築きマンウェが王となりました。
3クウェンタ・シルマリルリオン――大宝玉シルマリルを巡るエルフたちの物語
この部分からが「シルマリルの物語」の大部分を構成しています。
「灯火の時代」の後、「二つの木の時代」になります。
アマンに銀の木テルペリオンと金の木ラウレリンという二つの木が誕生してヴァリノールを照らしました。その二つの木はヴァラールのニエンナの涙とヤヴァンナの力の歌から生まれました。
エルフでノルドール族のフェアノールは妻の父から鍛冶と石工の技を学びました。
更に知識や技術を追求することに没頭し、フェアノール文字や天然のものよりも強い光を発する人工の宝石、遠方の物事を見れる通信できる石、パランティールといった多くの偉大な発明を成しました。
フェアノールは完璧に磨き上げた能力を使って、最高傑作「シルマリル」を制作することに成功しました。この3つの宝玉には二つの木、テルペリオンとラウレリンの光が埋め込まれていました。その宝玉を見たものは驚愕と喜びに満たされました。が、造ったフェアノールはこの宝玉に縛り付けられ、身内以外には見せたくなくなりました。
当然、メルコールはシルマリルを欲しがりました。
メルコールはフェアノールと周りの者が仲違いするように仕向けたり、ヴァラールへの反抗心を煽るために友情を装って姿を現しますが、フェアノールは彼を寄せ付けませんでした。
しかしメルコールとウンゴリアント(蜘蛛の悪霊)によって「二つの木」を枯れさせられ、ヴァリノールは暗闇に襲われました。二つの木の創り手ヤヴァンナはシルマリルの光を取り出せば二つの木を蘇生できると訴えますが、フェアノールはシリマリルを引き渡すことを拒否します。
更に、父フィンエをメルコールに殺され、3つの内の一つのシルマリルを奪われたのです。父フィンエを何よりも愛していたフェアノールはメルコールをエルフ語の一つシンダール語で「黒き敵」を意味するモルゴスと呼んで呪いました。
フェアノールと彼の息子たちはシルマリルを持つ者はだれであろうとも復讐と憎悪を持って追跡するという誓いを立てました。
その後フェアノールはモルゴス(メルコール)への復讐とシルマリルの奪還、そしてヴァラールの束縛から離れ自由になるために、ノルドール族のほとんどを引き連れてアマンの地を離れ、中つ国へ向かいました。
あまりにも強引な進軍を続けたフェアノールは途中、協力を拒んだ同じエルフであるテレリ族との戦闘で双方ともに多くの死者を出した末に「同族殺害」の罪で呪いを受ける事になりました。
進軍を止めて引き返したいものもいましたが誓いに縛られ続けざるを得ませんでした。
フェアノールの軍勢は団結力を失っていました。その事を見抜かれモルゴスの軍の襲撃に遭いましたが、勝利を収める事が出来ました。しかし、バルログ達に襲われ致命傷を負う事になります。そして、息子たちに宣誓の死守と復讐を誓わせ命尽きました。
その後も残された息子たちは宣誓の呪縛から逃れることはできませんでした。
フェアノールの5男の息子でフェアノールの孫にあたるケレブリンボールは第二紀まで生き延びエレギオン国を築きました。祖父や父と同じように名工として名を馳せました。
しかしケレブリンボールは、アンナタール(ドラマにおいてはハルブランド)と名乗り近づいてきたサウロンに騙され力の指輪を制作することに。 正体に気付き抵抗するも捕らえられ、殺されました。これでフェアノールの家系は途絶える事になりました。
この後に
ベレンとルーシエンの物語
トゥーリン・トゥランバールの闘い
エアレンディルの航海
ここまでの第一紀とそして第二紀のアカルラベースではヌーメノールの水没(力の指輪)まで、そして第三紀指輪物語と続きます。
シルマリルの物語 映画化は?
シルマリルの物語はドラマシリーズ化された「ロードオブザリング力の指輪」「ホビットの冒険」「指輪物語」の前史となる第一紀の物語です。
今年Amazonprimeで配信された「ロードオブザリング力の指輪」の配信開始初日に全世界で2500万人以上の視聴者を獲得しました。これはPrime Video歴代最高だそうです。
この事を踏まえると、次に映像化されるのは「シルマリルの物語」しかないでしょう!?
もし映画あるいはドラマ化されるとしたらどんな風になるでしょう?
第一紀はほぼ神話の世界です。
オープニングは「二つの木の時代」の成り立ちがナレーションで行われ、次に名工フェアノールの修行シーンとか??? フェアノールを演じるのは誰がいいでしょうね? いかつい感じ?それとも癒し系の顔立ち? モルゴスはサウロンより上を行く最強の悪です。モルゴス役は誰がいいか???
もし制作されるとしたら、4部作???でしょうか?それとも5部???
何れにせよ、長編になりますね。楽しみが長く続くことは間違いないです。
などと、勝手に想像を膨らませていますが「シリマリルの物語」映像化されることを強く希望します!!!
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