力の指輪ポリコレで炎上!?キャストに黒人 海外の反応は?

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ロード・オブ・ザリングの新作「力の指輪」がドラマシリーズとなって登場、Amazonprimeビデオで配信されています。

舞台設定は「ホビット」や「ロード・オブ・ザ・リング」よりも遥か数千年前で、
お馴染みキャラや新しいキャラが中つ国の悪の再来に立ち向かう、というもの。
ストーリー的にもお馴染みの感じなのですね。

キャストに黒人が起用されている事に対しての賛否両論だったり原作であるJ・R・R・トールキンの小説が大胆に変えられている事だったりと、ファンの間ではざわついています。そこで、私なりの考察をしてみたいと思います。

力の指輪ポリコレで炎上!?

ポリコレってなに?

まず始めに、恥ずかしながら私はこの言葉を知りませんでした。

ポリコレとは、「ポリティカル・コレクトネス(political Correctness)」の略称で
人種、信条、性別などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を用いることです。
日本では肌の色とかはあまり関係ないかもしれませんね、簡単に例を挙げるとしたら
「看護婦」が「看護師」や「母子手帳」が「親子手帳」に変わった事などです。

で、問題の「力の指輪」では原作J・R・R・トールキンの小説がかなりの改変を加えられた事です。
例えば時系列を簡略化し、さらに原作小説には登場しなかった新しいキャラクターを追加したなどです。

今回公開された予告動画で黒人がキャストされている事がわかり、原作を無視しているという事と
業界がポリコレを掲げて、原作を無視したキャスティングでもって多様性をごり押しし稼ごうとしている。と、ロードオブザリングのコアなファンたちがツィートしまくり炎上しているという事なのです。

J・R・R・トールキンは白人至上主義と言われているけど、真実かどうかはわかりません。
そうだとしても原作が書かれた時代は今とは違っているだろうし、
原作通りに表現するとそれなりに批判が起こるでしょう。
今の時代、神話やファンタジーを忠実に作るのは難しそうですね。



力の指輪ポリコレ キャストに黒人

そもそも原作で肌の色は指定されてるのでしょうか?
トールキンは「内面が外見に反映される」というような事を書いていたという話もあります。
だからエルフは美しくオークはブサイク(にしても、ブサイク過ぎ!)有色人は東夷やムマキルの民のように悪者(と言う事は、私も悪者枠)

そう言えば、映画「ロードオブザリング」では3作目の「王の帰還」で黒人が登場しています。
登場はしているけれど、モルドールの同盟者ハラドリムが「ジュウ(巨大な像)」に乗ってミナスティリスに攻め込んでいました。確かに悪者側ですね。

原作には本当に黒人は出ていないの?
明確に「白人のエルフが・・・」なんて書かれてはいないでしょうけれど
書かれていたら、ふむふむ、エルフは白人なのか、と認識します。

「内面が外見に反映される」というあいまいな表現だけをたよりにすると
エルフは美しい黒人で、ブサイクなオークや悪者が白人だったりというのも「あり」なんですよね。

映画「ロードオブザリング」ではいい役回りだけを白人にしている訳ではありません。
実際 裏切り者の魔法使い「サルマン」も白人で悪者枠でした。

一部有色人種も登場はしますが、良い側も悪の側も、おおむね全てが白人キャストなのですよ。
なので映画「ロード・オブ・ザ・リング」では、原作に忠実にキャスティングされている、という事?

力の指輪ポリコレ 海外の反応

海外の反応 まとめ

映画「ロードオブザリング」が配信された20年前はポリコレは問題にされてはいなかったようで、
ポリコレが流行る前に映画版のロードオブザリングやホビットが公開されて良かった、
という声もありました。

そもそもこの作品はドラゴンが登場するようなフィクションで、巨大なモンスターや魔法の指輪や不死の魔法使いが登場します。そこに黒人がキャスティングされることに問題はないでしょう?などという声も。

ロード・オブ・ザ・リングに夢中でない人間で良かった、なぜなら今のロード・オブ・ザ・リングのファンはスターウォーズのファンと同じようなことになっているからだ。スターウォーズの続三部作が出た時と同じように、愚かで間違った理由から大勢の人間が作品に反発している

ふむ、スターウォーズでもそんな騒ぎがあったのですね。

こんなに問題が重要視されているとは全く考えませんでした、知らなさすぎなのですね。
知らなくていい情報のような気もしますが、欧米のファンからしたら大問題のようです。

反応が過敏すぎるように感じて怖いなと思いますが、民族や歴史背景などの観点からすると
拘らずにはいられない問題なのでしょう。
ただ純粋に作品だけを見る、という訳にはいかないのですね。

引用に「ロード・オブ・ザ・リングに夢中でない人間で良かった」と書かれていますが
個人的には「日本人でよかったな」と思えたりもします。
日本では様々な宗教が精神世界をシェアしあっている?ので激しい宗教紛争などがないですし、
だから、多様性には慣れていますから。

でも例えば「日本の時代劇には多様性がない!」と批判されて、ポリコレに配慮した作品を作ったとしたらどうでしょう?
江戸時代に、白人や黒人、ヒスパニック系の人々が江戸の町で着物を着て普通に暮らしている。
ってことになる? それは違和感しかないですよね。

でも、時代は江戸時代だけど、全く新しいコンセプトでもってポリコレに配慮した作品。となると別でしょうけれど。

ポリコレ映画やドラマは?

ポリコレに配慮した作品は、先に挙げた「スターウォーズ」や「グレイテストショーマン」
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などがあります。
007を黒人が演じましたが、観る側によって受け取り方は様々でしょうが、違和感は感じませんでした。

そしてNetflixオリジナル「ブリジャートン家」
ポリコレぶっこんだ作品となっています。

摂生時代が舞台の同作で有色人種が貴族を演じています。
最たるのは、ジョージ3世の妻で社交界で大きな権力を握るシャーロット王妃役に
黒人やさまざまな人種の血を引くゴルダ・ローシュウェルがキャストされています。

このドラマは、アメリカやイギリスはじめ、欧米各国でドラマ部門の月間視聴回数1位を獲得
配信開始後28日で8200万世帯に視聴され1000億円以上の収入が見込まれるそうです。
視聴率が悪いとシーズンを打ち切るNetflixですが、シーズン2も配信されていますので人気ぶりがわかりますね。
批判しながらも観ちゃうんですよ。

 

余談ですが
20年前にガンダルフを演じたイアン・マッケランがゲイであることをカミングアウトした時も、
コアなファンは敬虔なカトリック信徒だった原作者トールキンが作品に込めたキリスト教精神が台無しになると主張しました。

うーん、そうなのですね。
キリスト教精神云々を言うならばヤバい作品はたくさんありますよね、例えば「ダ・ヴィンチ・コード」なんかはどうなります?
キリスト教の根幹を揺るがす作品だと思ったのですが。

全世界での累計興行収入が7億6000万ドルで、2006年の映画の中で2番目に高い興行収入を記録したという事です。
だから、批判しながらも観るのですよね。

力の指輪ポリコレで炎上!?の感想

今回はロード・オブ・ザリングの新作「力の指輪」の作品紹介、
というよりも側面から見た評価や感想をまとめました。

人種問題が大きく取り上げられていて「炎上」なんて事になっていますが
原作がある物を題材にした時は、原作に沿った作品作りをするのが作者に対しての礼儀だと思います。
ただ、解釈はそれぞれ、ともいえるでしょうね。

もし私が物語を書くとしたら、登場人物にいちいち「黒人のドワーフが」とか「白人のエルフが現れて…」とか書くでしょうか?
多分書かないでしょうね、白人が、黒人が、ヒスパニック系が、とかは想像はせずに書くんじゃないかな。物語を進めていくのに全神経を注いでいるでしょうから。

もし原作者が存命ならどんな意向か聞けばいいし、実際に聞いて「黒人が出てもいいよ」と了解をもらった作品もあるそうなので。

亡くなっているのなら、どんな意向だったのか想像するしかできないですが
今回のようにあまりにも原作とかけ離れてしまっては、炎上しても仕方ないのでしょうかね。

ポリコレ配慮で作品を作るのなら、
原作を使うのではなく映画用の物語を書き下ろせばいいのではないでしょうか?

ロードオブザリング「力の指輪」は公開前からポリコレ問題で取りざたされていますが
どのみち素晴らしい作品であるのには間違いないと思います。

ポリコレ関係ない、ロードオブザリングが好き!、という人はもちろん観るし
ポリコレで気に入らない人でも、どこが気に入らないか確認したくて観るでしょう。
いずれにせよ、私たちは観るしかないのです。

 

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