指輪物語 指輪は誰が作った?20の指輪一覧 指輪のゆくえは?

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「ロードオブザリング:力の指輪」シーズン1がAmazonprimeで配信されています。
中つ国における「第二紀」が舞台で、ホビットの冒険やロードオブザリングの時代より3000年くらい昔です。

創世から第四紀に至るまでの時系列年表はこちら↓
「力の指輪 時系列と年表 観る順番と中つ国の地図 ロードオブザリング」

ドラマ「力の指輪」では指輪が作られた目的と経緯、サウロンの出現などについてが描かれています。

第二紀のサウロンは一つの指輪を探していた第三紀の「意識」だけのサウロンとは違い「人」の姿をとることができました。 ドラマ「力の指輪」においては南方人で王家の人間なのか?と思われていたハルブランドの正体がサウロンでした。

さて、今回注目したのは「指輪」について。
全部でいくつあるのか気になりませんか? 誰が何の目的で作ったのか? 指輪は誰が持っているのか?などについて調べた事をお伝えします!



指輪物語 誰が何のために作ったのか?

この項目はドラマ「力の指輪」における設定でまとめています。

指輪が作られた理由

エルフの長上王ギル=ガラドはエルフの力の源であるエルダールの光が弱まっている事を感じ、このままでは中つ国に留まる事が出来ない、と懸念します。
シルマリルの光を帯びた鉱石を採掘し、何らかの形に加工しシルマリルの光で力を得ようとします。

そこで、命を受けたのは霧ふり山脈の西に位置するエレルギン国のエルフで最も偉大なエルフであるフェアノールの孫ケレブリンボールとエアレンディルの息子エルロンド。

エルロンドはドワーフ族の友人ドゥリンに頼んでシルマリルを含んだ鉱石ミスリルの採掘を頼み、ドゥリンは危険を冒してミスリルを探し当てますが、ドゥリンの父でドワーフの王ドゥリン3世に採掘を禁じられました。
最初の採掘で見つけた小さなミスリルのかけらをエルロンドに渡します。

 

誰が指輪を作ったのか?

小さなミスリルをどんなものに加工したらいいのか、ケレブリンボールもエルロンドも悩みました。
ミスリルは他のどんな鉱石とも相容れず、加工することが困難でした。

さて、元々サウロンは感じの良い見た目の姿になり、人の闇を見抜いて悪に引きずり込むのを得意としていました。「力の指輪」では、サウロンは南方人の王家の生き残り「ハルブランド」として登場し、ガラドリエルに取り入り、すっかり信頼を得ました。

ハルブランドは南方国でガラドリエルらと共に戦い、南方国の王として讃えられるまで、人々を取り込みました。
その時の戦いで負傷し(わざと?)傷を治療するためにガラドリエルに連れられて、エルフの国エレギオンに入り込むことに成功しました。

そしてケレブリンボールの工房を訪れて、ミスリルの加工に行き詰っていたケレブリンボールに加工する技術を言葉巧みに提案します。すっかり感心したケレブリンボールはハルブランド言うようにミスリルの加工を進めていました。

しかし、ハルブランドの言動に疑問を抱き始めたガラドリエルは、ついにハルブランドの暗黒面に気が付く事ができ、正体を暴くのでした。ハルブランドの進める加工技術を行おうとしていたケレブリンボールをすんでのところで留め、正しい加工方法を導き出すことに成功しました。

その合金で3つの指輪が作られました。

 

指輪物語 20の指輪一覧とゆくえ

指輪は一体いくつあるのか?
3つの指輪?7つの指輪? 9つの指輪?…え?一つの指輪? ???力の指輪???
こんがらがっている人もおられるのでは??? 私もそうでした。
では、真実は?

3つの指輪

「一つの指輪」以外の指輪の総称を「力の指輪」と言います。
まずはその「力の指輪」の内の3つの指輪について説明します。

ケレブリンボールはガラドリエルが所持しているヴァリノール(アマン・不死の国)産の金で作った短剣とミスリルを混ぜあわせて合金を作る事に成功しました。その合金を使って3つの指輪を創り上げました。

調和を保つために創った3つの指輪はエルフだけが保持するようにしました。

ナルヤ(Narya)炎の指輪、または赤い指輪とも呼ばれているは三つの指輪のうちの1つである。
ルビーが嵌められている。この指輪は、時にうみ疲れないように力を与えるだけでなく、他のものを圧制と支配と絶望とから逃れるように促す力を持っている。
保持者ギル=ガラドの副官でミスロンドの港の領主でもあるキーアダン
第三紀においてキーアダンはガンダルフを支援するためにナルヤを与えた
ネンヤ(Nenya)水の指輪、または金剛石アダマントの指輪とも呼ばれている
ダイヤモンドが嵌められており、ネンヤの力は保持、保護および邪悪からの可能な限りの隠蔽だった
保持者ガラドリエル
*指輪物語では「一つの指輪」を所有していた時のフロド・バギンズはロスローリンの森でガラドリエルに対面した時、指輪保持者の力でガラドリエルが保持しているネンヤを見る事ができていました
ヴィルヤ(Vilya)風の指輪(もしくは大気の指輪と訳される)、青の指輪とも呼ばれている
台座にはサファイヤが嵌められており、癒しと保護の力を持つ。
保持者リンドンのエルフの長上王ギル=ガラド その後にエルロンドが保持者となった

エルフの指輪はサウロンの目から隠して無事に保存されており、
一度もサウロンの手に渡っておらず汚されないまま高潔な指輪であるのです。

 

七つの指輪

「力の指輪」の内の七つの指輪について。
七つの指輪はエレギオン国のエルフの職人集団「グワイス=イ=ミールダイン」によって作られましたが、それの協力したサウロンの悪しき意思が吹き込まれていました。

指輪の共通する力として、持ち主の資質に応じてその力を増大させ、また衰えを遅くする力、また指輪をはめた時は使用者の姿を隠し、普通は見る事の出来ない領域の物事を見る力があります。

七つの指輪はドワーフに与えられましたが、ドワーフは非常に頑固な種族なので、指輪の影響を受ける事がほとんどありませんでした。しかし、富を得たい衝動にかられ、莫大な富を築き上げました。
それは「ホビットの冒険」でも描かれていましたね。

七つの指輪の内の6つのゆくえははっきりしませんが、サウロンに奪われたか、竜のスマウグの炎で焼かれて消滅したともいわれています。
残る一つはこれはドゥリン三世が手にして以降、長鬚族の王に継承されてきました。

九つの指輪

「力の指輪」のうちの九つの指輪について。
これらもエレギオン国のエルフの職人集団「グワイス=イ=ミールダイン」によってつくられ、サウロンの悪しき意思が吹き込まれていました。

九つの指輪は「人間」に与えられました。

九つの指輪を用いた者は、それぞれの盛時において強大な力を持つに至った。 … かれらは栄華と大なる富を得たが、それがかれらの破滅につながった。かれらは終わることのない命を持つように見えたが、生はかれらにとって耐えがたいものになった。

かれらはその気になれば、天が下を白昼、誰の目にも見られずに歩くことができ、有限の命の人間の目には見えない領域の事物を見ることができた。しかし、かれらが見るのはただの幻影であり、サウロンによる惑わしに過ぎないことが非常に多かった。

指輪を与えられたのは、王や妖術師や戦士たち。指輪の力を使って大きな権力を得ましたが、やがては全員が永遠に見えない影の存在となりサウロンの奴隷、恐るべき指輪の幽鬼ナズグールになりました。

人間たちがナズグールになった後、指輪の所在ははっきりしませんが、指輪は回収され、サウロンが持ち続けた、と書かれているようです。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』では九つの指輪の名前が明らかにされています。
ゲーム用につけた名前なのかも? 参考までに。

Un(ウン)/the Heart-stopper(拍動封じ)
Sâkhla(サークラ)/The Cruel One(無慈悲なる者)
Adâsh(アダーシュ)/the Foe-maker(敵作り)
Orôm(オローム)/the Warmonger(戦闘狂)
Jûru(ジュール)/”the Herald of Mourning(悲嘆の使者)
Mêbat(ミーバト)/the Mirth-eater(喜悦喰い)
Khânto(カーント)/the Pain-giver(疼痛運ぶ者)
Sapthân(サプサーン)/the Foolstone
Nitîr(ニティール)/Terror’s Sting(恐怖の一撃)

ロードオブザリング「旅の仲間」で、ボロミアがフロドの持つ指輪を無理に奪おうとしたことがありました。ボロミアは誇り高きゴンドールの戦士でしたが、指輪の誘惑に負けてしまいました。

 

一つの指輪

ドラマ「力の指輪」で、サウロンはエレギオン国でエルフに接近して様々な知識を与え、作業を監督しつつエルフの秘法をを習得しました。
そして第二紀の1600年頃、モルドールの滅びの山オロドルインで一つの指輪を鋳造しました。

「指輪物語」の本の始めにこんな詩が載っています。

三つの指輪は、空の下なるエルフの王に、
七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に、
九つは、死すべき運命(さだめ)の人の子に、
一つは、暗き御座(みくら)の冥王のため、
影横たわるモルドールの国に。
一つの指輪は、すべてを統べ、
一つの指輪は、すべてを見つけ、
一つの指輪は、すべてを捕らえて、
くらやみのなかにつなぎとめる。
影横たわるモルドールの国に。

指輪物語でフロド・バギンズと旅の仲間が必死で消滅させようとした一つの指輪は
サウロン自身によってつくられた特別な指輪で、自らの魔力の根幹を移し込んでつくられたものでした。その指輪が存在している限りサウロンは何度倒されても復活する事ができました。

一つの指輪が持つ力

「力の指輪」の支配一つの指輪は元々は力の指輪の所有者の意思を支配するためのもの
能力の増幅指輪の本質的な力の一つで、その者に本来備わっている能力を増大させると共に、その者が抱いている願望をも増大させる
所持者は力への致命的な誘惑に晒されることになる
不老長寿外見が老化することがなくなり、本来の寿命を越えても生き続ける
体が透明になる普通の者がこの指輪を嵌めると体が透明になる。視力が弱くなるが、聴力は鋭くなる。ただし太陽の光を受けると影が落ちるのでどこにいるかはわかる
指輪をはめ続けていると、身体が透明になりナズグールになる
堕落指輪を持つ者はこれに魅せられて心を奪われ、堕落していく
力のあるものが持つと指輪の魔力を引き出し、サウロンをも打ち破る力を得られるが、その後は
指輪自身が意思を持つ指輪は創り手であるサウロンの元に戻ろうとして、持つ者を誘導したり、するりと抜け落ちたりし、サウロンの元に運ばれるように促す

一つの指輪は第二紀の終わりに、エルフのギル=ガラド、エルロンド、人間のエレンディル、イシルドゥアなどの戦士たちによって滅びの山に追い詰められたサウロンの手からナルシスの剣で切り落とされ、イシルドゥアの手に渡りました。



 

指輪物語 指輪の考察

サウロンが取り返したかったのはだた1つ、「一つの指輪」です。
それさえ手に入れれば、全ての種族を支配できるからです。
そして指輪の方もサウロンの元に帰りたがりました。

サウロンの手から離れた指輪は約2500年もの間伝説となり、人々から忘れられていましたが
ホビットの一人がその指輪を拾う事で(と言うか、指輪が拾わせた?)指輪が動き始めました。

2500年もの間静かにしていたのは、霊体になったサウロンが力を取り戻すのを待っていたのではないかと思われます。
そしてサウロンがなんとか「目」の形にまで回復したので、サウロンの元に戻れるように
持ち主を替えながら、移動していったのでしょう。

自分(指輪)の存在をサウロンの意識に訴えるかのように、時々持つ者に影響を与え、指輪をはめるように促します。

そしてついに指輪はフロド・バギンズの手に渡ります。
これはサウロンと指輪にとっては大きな誤算でした。
なぜなら、善良すぎる種族「ホビット」は指輪の影響を受けないからです。

そしてフロド・バギンズは仲間の助けを得ながら指輪を滅びの山まで指輪を葬る事に成功しました。
ロードオブザリング「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部作です。

現在Amazonprimeではロードオブザリング「力の指輪」シーズン1全8話が独占配信されています。
シーズン2も制作されており、配信が楽しみですね。

 

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