ゲームオブスローンズのダイアウルフ名前と犬種、生き残りは?

ゲーム・オブ・スローンズ

ゲームオブスローンズのスターク家とターガリエン家、そしてスターク家の子供たちのダイアウルフの相関図です。
そこで、今回はダイアウルフに焦点をあてて、どんな運命をたどったのか、
エピソードを振り返りながらまとめてみました。

 

ゲームオブスローンズ ダイアウルフとは?

ゲームオブスローンズに登場する大きくてふっさふさでもっふもふの犬たちは「ダイアウルフ」と呼ばれています。
物語のあちこちに登場し、子供たちを守り、戦い、時にはほっこりとさせてくれます。

その「ダイアウルフ」とはなにか?について調べてみました。

ダイアウルフ(Canis dirus)は、今からおよそ1万3000年前に絶滅したイヌ科の動物。体重は約70キロと、現在のタイリクオオカミ(Canis lupus)より大きく、南北アメリカ大陸の広い範囲に生息し、氷河期のウマや巨大ナマケモノなど絶滅した動物たちを捕食していた。

なんと!私はゲームオブスローンズの中で作られたキャラクターだと思っていました。
実際に生息していたんですってね!
しかも氷河期のウマや巨大ナマケモノたちを捕食していたっていうことは
つまり、巨大なウマや巨大なナマケモノもいたという事なんです。
見てみたくないですか?私は見てみたい!!!

そのダイアウルフがロード・オブ・ザ・リング にも登場していた!という事も書かれていましたが
これは確かな情報ではありません。

実際にドラマに登場した犬たちはハスキーのように大きいですが、ハスキーとは違います。

ダイアウルフのモデルになったのはノーザン・イヌイット・ドッグという種類です。
ノーザン・イヌイット・ドッグは、シベリアンハスキー、アラスカン・マラミュート、ジャーマン・シェパードを交配してイギリスで開発された非公式の犬種です。
特にオオカミのように見えるように飼育されています。

オオカミのように見えるように飼育???そんな事が出来るとは驚きです!!!

特徴は目つきの優しい狼のような姿をしています。性格は穏やかで活発、ジャーマン・シェパードの血統が入っているので知的で賢く、しつけが入りやすい、という事です。
その特徴がゲームオブスローンズでしっかりと生かされています。

思慮深く穏やかなロブには賢くて忠実なグレイウインド。
おしとやかなサンサには小さくておとなしいレディ。
自分をしっかり持ったアリアには、納得できることにしか従わないナイメリア。
などと、子供たちの性格に合ったダイアウルフが飼い主になっています。

 



ゲームオブスローンズ ダイアウルフとの出会いは?

エダード・スターク一行は脱走兵の処刑を行い、ウィンターフェルに帰る途中に大鹿が死んでいるを見つけます。そしてその近くでメスの巨大な狼(ダイアウルフ)が腹に角が刺さって息絶えているのを見つけます。大鹿とダイアウルフは激しい戦いのすえ、相討ちで死んでしまったようです。

死んだダイアウルフのそばには、生まれたばかりの5匹の子狼が寄り添っていました。
そもそも壁の南にいるものではないので気候も合わずに、死んでしまうでしょう、という家臣たちです。しかし幼いブランは「殺さないで」と嘆願します。落とし子のジョン・スノウは父エダードに「子は5匹います、スターク家の子供は5人、そしてダイアウルフは家の紋章、飼うのは運命です。」エダードは折れて、「責任を持って飼え」と飼う事を許しました。

その場を後にする時、ジョン・スノウはもう1匹赤い目をした子をみつけます。
シオン・グレイジョイに「出来損ないのおまえにぴったりだな」と言われますが
ジョンはその子を連れ帰って自分が飼う事にしました。

長男のロブは「グレイウインド」長女のサンサは「レディ」次女のアリアは「ナイメリア」
次男のブランは「サマー」3男のリコンは「シャギードッグ」そして落し子のジョンは「ゴースト」と名付けそれそれのダイアウルフになったのです。

 

ゲームオブスローンズ ダイアウルフの運命

ロブ・スタークとグレイウインド

長男のロブ・スタークが育てる事になったのは身体はグレーで黄色の瞳をしています。
草原を疾走する姿が風のように見えて「グレイウインド」と名前を付けたそうです。

6頭の中でも最も忠実な性格でロブの事をよく理解しています。
戦にも同行し、ロブの命令に従って作戦を実行する姿はロブと父エダードの関係にも似ています。

比較的出番が多く、ラニスターを攻める時に先陣を切ったり、捕虜のジェイミーを脅したり、反抗的なリカード・カースタークの指を嚙みちぎったりします。

しかし、シーズン3で北部軍の大虐殺が行われロブは殺害されます。
その際グレイウインドも檻に入れられたまま戦えない状態で殺されてしまいました。

 

ブラン・スタークとサマー

ブランのダイアウルフは「サマー」と名付けられました。
シルバーグレイの身体で、目は黄色、ブランはサマーは兄弟の中でも最も賢いと語っていたそうです。

シーズン1の1話で塔に登るブランを下から心配そうに見上げるサマー。
塔で見てはいけないものを見たブランは突き落とされてしまいます。
生きながらも昏睡状態になるのですが、どうしても命を奪いたい何者に送り込まれた刺客に襲われます。
そこにサマーが襲い掛かり、喉をかみ切って殺しブランを守ります。

シオン・グレイジョイによってウィンターフェルが占領されました。
その時ブランとリコンはオシャ、ホーダーと共にサマーとシャギードッグを連れて逃亡します。
その際にブランは「三つ目の鴉」の能力である緑視力(過去や未来、遠くの場所を見ることができる)と狼潜り/ウォーグ(動物の心に入り操ることができる能力)を自分のものにしました。

その能力を使ってホーダーやサマーに潜ったり、離れながらにしてジョンの様子を見たりしました。
ジョンのゴーストが檻に捕らえられた時もサマーに潜って助け出そうとします。

ある時、ブランは潜り過ぎてホワイトウォーカーに見つけられてしまいます。
ホワイトウォーカーが攻めてきたときに、ブランを逃がすためサマーは足止めとなって不死者の群れに立ち向かい命を落としました。

サンサ・スタークとレディ

サンサのダイアウルフはサンサらしい名前「レディ」を付けられました。
6匹のなかで一番小さくて優しい性格をしたダイアウルフです。

シーズン1のエピソード2で事件が起きます。
ジョフリーに噛み付いたナイメリアが行方不明になったため、罰としてレディがナイメリアの代わりに殺されました。
この事で、サンサと父エダードの間に亀裂が入り、アリアとも不仲になります。
可哀そうなシーンでしたね。

淑女だったサンサですがレディの死後、幾多の過酷な経験を経て強い女性に成長していきます。

レディが父エダードの手で命を落ちしたその瞬間
昏睡状態だったブランがついに昏睡から覚めて目を開けるのです。
スターク家の子供たちとジョンは、程度の差こそあれ飼い狼と超自然的かつ霊的な絆を持っていると言われています。
この時はサンサの「レディ」とブランの「サマー」そしてサマーとブランが何らかの力でつながったのかもしれません。


アリア・スタークとナイメリア

「ナイメリア」という名前は女戦士ナイメリアからとって付けたようです。
サンサの「レディ」と違って自分はレディになんかなりたくない、と思っているアリアらしいですね。
そしてナイメリアもアリアのように意味のない指示には従いません。
だけど、アリアを守るために勇敢に戦います。

ある時、成り行きでジェフリー・バラシオンは剣を向けてアリアに切りかかりました。
アリアを守るためにジェフリーの腕に嚙みついたナイメリア。
このままでは殺されてしまう、と思いアリアはナイメリアを森に逃がします。

この時、アリアのそばを離れないナイメリアに石を投げつけて逃がすのですが
ナイメリアの表情が何とも言えず、切ないものでした。

ジェフリーはこの出来事を嘘をついて大袈裟に騒ぎ立てました。
王はこの騒ぎを治める為に、ダイアウルフを始末するように命令します。
逃がしたナイメリアの代わりにサンサのレディが殺されたのです。

その後、「ナイメリア」の名の通り凄腕の剣士となったアリアは、シーズン7で偶然ナイメリアと出会う事になります。
既に狼の群れを率い自立していたナイメリアはアリアとは別の道を行くことにしました。またアリアもナイメリアのその決断を受け入れるのでした。

リコン・スタークとシャギードッグ

リコンのダイアウルフの名前は「シャギードッグ」真っ黒な毛並みに明るい緑の目。
一番気性が荒かったようですが、ドラマでの出番はほとんどありませんでした。

シオン・グレイジョイによってウィンターフェルが占領された時
シャギードッグはサマーともに、ブラン・リコンたちとウィンターフェルを脱出します。
ブランが「狼潜り/ウォーグ」を使って野人たちと闘った時は、サマーと一緒に戦いました。

その後、ブランたちと分かれてアンバー家(スターク家の旗手)を頼って向かいますが、
アンバー家の裏切りに合い捕らえられ、殺されてしまいます。

そして、リコンたちはラムジー・ボルトンに引き渡されました。
ラムジーはウィンターフェル奪還の戦いのときにリコンをジョン・スノウの目の前で殺してしまいます。

 

ジョン・スノウとゴースト

ジョンのダイアウルフは遺伝子疾患のあるアルビノ種で真っ白な毛並みと赤い目を持ちます。
白い姿と音もなく動く様子から「ゴースト」と名付けられました。
拾ったときには一番小さく、シオン・グレイジョイからは「落とし子のお前にふさわしい」とバカにされますがどんどん大きくなり、最終的には一番大きくなりました。

アルビノという特殊性をもっていて一匹だけ仲間外れになっていたところは、ジョンと同じですね。
落し子という立場は、特に母親のキャトリンにすれば目障りな存在でしかありません。

その後ジョンは「壁」に向かい、ゴーストはジョンと共にナイツウォッチで活躍します。
ナイツウォッチに新しく入ってきたサムが仲間から受け入れてもらえない時
ジョンはゴーストを使って「サムに手を出すな」とみんなを脅します。

何かとサムを守るジョンですが、ゴーストも同じようにサムを守ります。
サムがホワイトウォーカーに捕まったところをゴーストが助けました。

ナイツウォッチの反乱で窮地に立たされるジョン、
ゴーストは捕らえられて檻に入れられてしまいますが、今度はサムによって檻から解放され大活躍します。
しかし、戦いの中でだまし討ちにあってジョンは殺されてしまいます(一旦)
ジョンの亡骸のそばを離れないゴースト・・・。

その後ジョンは「ゴースト」の名の通り亡霊のごとく冥界から戻ってくるのです。

スターク家の子供たち、ジョンも含めて6人は、程度の差こそあれそれぞれのダイアウルフと魂のレベルで絆を持っているようです。
殺されたジョン・スノウが助かったのも、魂をゴーストの中に飛ばしていたから、という説があるそうです。

ゴーストはシーズン6以降姿を現していませんでしたが
最終章の「長き夜」のホワイトウォーカーとの戦いの場に、戦いに挑む戦士たちと一緒に並んで登場します。
このゴーストの姿を見た時、こみ上げてくるものがありました。頼もしいゴースト!

 

 

ゲームオブスローンズ ダイアウルフ、その後

実際に登場したダイアウルフ役の犬たちで、その後がわかっているのは、
シーズン1で、ブラン・スタークの狼(ダイアウルフ)を演じた犬のオーディンです。
オーディンは残念ながらがんのため死亡したと、飼い主がInstagramを通じて発表しました。

オーディンは、子犬時代にスターク家が引き取った6匹のダイアウルフのうちのブラン・スタークが飼うことになる、サマー役で出演しました。

そして、レディ役のズーニーはサンサ役のソフィー・ターナーが撮影後に引き取って飼っているようです。現実の世界でもパートナーになれたのですね!

また、こんな現象がありました。
ダイアウルフと主人公たちの運命的で悲劇的なストーリーは多くのファンの心を揺さぶりました。

そして、ファンの中には自分だけの”ダイアウルフを求め、その外見に似たイヌを飼い始めたのです。しかし(どんな動物でも)一時の感情で飼えるほど簡単な事ではないのです。
その内に現実の世界に戻ったファンの中には飼育を放棄する者が現れるのです。

動物愛好家であるティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジはこの現象を懸念します。ファンの「衝動的に犬を買う」という行動は多くが放棄される結果になると述べています。
動物を飼うことはそのドラマが終わった後も続くのです。
シーズンが終わった後に不幸な犬たちが避難所に溢れないことを願います。

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