ハウスオブザドラゴン第5話「われらは道を照らす」ネタバレあらすじと感想

ハウスオブザドラゴン

ハウスオブザドラゴンの舞台は「ゲームオブスローンズ」の時代よりも約200年前、当時ウェスタロス大陸を支配していたターガリエン家の衰退となった内戦「双竜の舞踏」が描かれています。今回は第5話「われらは道を照らす」のネタバレあらすじと感想をご紹介します。

第4話「狭い海(ナロー・シー)の王」では王の手であるオットー・ハイタワーがレイニラ王女の不貞をヴィセーリス1世に告げ口した事で王の信頼を失い解任されます。
レイニラはメイスター(医者)から中絶の作用がある煎じ茶を飲むよう勧められるところで終わりました。4話のあらすじと感想はこちらから!

ハウスオブザドラゴン第4話「狭い海(ナロー・シー)の王」ネタバレあらすじと感想
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また、「ハウスオブザドラゴン」舞台になっているウェスタロス大陸と周辺の地図、登場人物とドラゴンを含めた相関図、第1話から最終話(10話)までのあらすじと感想をまとめた「ハウスオブザドラゴン”ネタバレ”解説 面白さを全部まとめてご紹介!」はこちら!全容を知りたい!という方はチェックしてくださいね!

ハウスオブザドラゴン ネタバレあらすじと考察 どこよりも詳しく見どころ解説!
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ハウスオブザドラゴン第5話「われらは道を照らす」ネタバレあらすじ

デイモン・ターガリエンの妻レイア

冒頭よりいきなり登場した馬に乗った女性、勇ましく男勝りな感じ。
彼女こそが、デイモン・ターガリエンの妻レイア・ロイスです。

愛のない結婚をさせられた、とデイモンは言っていましたが、そうですね、愛はなさそう。
あのワルで強気で自由奔放にふるまっているデイモンが、妻からボロくそにけなされています。
小娘に世継ぎの座を奪われるとは情けないとかなんとか。

と、突然レイアが乗っていた馬が興奮して前足を高く上げました、その拍子に落馬するレイア。
立ち去ろうとするデイモンですが「とどめもさせないのか、この腑抜け」と非難され、殴り殺しました。

レディ・レイア、出てきたと思ったら即、退場でしたね。

結婚の申し込みに行くヴィセーリス1世

ヴィセーリス1世とレイニラ一行は荒れる海を渡ってヴェラリオン家の城へ行きます。

コリアーズ・ヴェラリオンの息子のレーナーとレイニラを結婚させてほしいと、コリアーズ公に頼む為です。

わざわざ王自らが出向いていくの?とちょっと驚きました。
ヴィセーリス1世の再婚相手としてコリアーズ公が自分の娘レーナを推薦した時、ヴィセーリスはオットー・ハイタワーの娘アリセントを選んでしまったので、引け目に感じているのでしょうか?

ヴィセーリスはひどい船酔いで、ますます哀れな風体になっています。

コアリーズ公と妻のレイニス王妃は、「レイニラとレーナーの子どもたちが名乗るのは、ヴェラリオンの姓だが、王位を引き継ぐ子どもは、ターガリエン姓に戻る」という条件で承諾しました。

レーナーが男が好きだということを知っていたレイニラは務めを果たした後は、つまり世継ぎを生んだ後はお互い自由にしましょう、と提案しました。

一方、レイニラと関係を持ったサー・クリストンは何もかも捨てて自分と来て欲しい。結婚してほしい。とレイニラにせまります。しかしレイニラは王家の務めを果たす、でも関係は続けたい。と言いますが真面目なサー・クリストンは受け入れられません。

 

王妃アリセント

オットー・ハイタワーが王の手から解任され、王都を離れます。

父親の後ろ盾を失った王妃アリセント。
王が死んだあとレイニラが後を継げば、戦争が起こりレイニラは邪魔になったアリセントの子供たちを殺すだろう、とオットーに忠告され、不安になります。
残る道は息子エイゴンを玉座に付けるか、レイニラに慈悲をこうか…

オットーの後に王の手になったライオネル・ストロングの息子で足の悪いラリス公がアリセントに近づきます。
そして、いろいろ観察している事をアリセントに吹き込むのです。
例えばレイニラが羽目を外した夜に、グランド・メイスターがレイニラの部屋にお茶を運ぶのを見た、とか。

その事が気になったアリセントはサー・クリストンを呼んで、問題の夜に変わった事はなかったか?と聞きますが、レイニラとの関係がバレた、と勘違いしたクリストンは全てを打ち明けてしまうのです。 あらら!!!

アリセントの頭には父オットーに言われたことが浮かびます。
息子エイゴンを玉座に付けるか、レイニラに慈悲をこうか…

婚礼の宴の席で

城ではレイニラとレーナ―の婚礼の宴が開かれ、諸侯たちがお祝いに駈けつけました。
その中にはデイモン・ターガリエンの姿も見えます。

王妃の立場でありながら、宴の席に誰よりも遅れて登場します、しかも王の演説の途中で。
静まり返った会場を皆の注目する中、緑のドレスを着て歩くアリセント。「ハイタワー城のかがり火は宣戦布告の時緑に見える」というラリス公の気になる言葉。

instagramより引用 https://www.instagram.com/p/Ciq7avlLjT8/

レーナ―の愛人ジョフリーがサー・クリストンに「俺たちで秘密を守れば皆が安泰だ」と話しました。
ジョフリーはレイニラを見つめるクリストンの様子を見て二人の関係を確信したのでした。

デイモンはレイニラにこんな無駄な結婚は止めて自分と結婚しよう、と言うと
では、私をドラゴンストーンに連れ去り妻にしなさい、と挑発的に言います。

二人の顔が接近した時に事件は起きます。
怒り狂ったクリストンがジェフリーを殴り殺してしまいました。祝宴は大混乱に陥りました。

場面は変わり、客たちが引き上げた宴の場には王家とヴェラリオン家の者だけ。
騒ぎの後の雑然とした空間、血だまりもそのままにレーナーとレイニラの結婚式がとり行われました。
まさに血塗られた結婚式ですね。
式の途中に倒れこんでしまったヴィセーリス王、後ろには血だまりにうろつくネズミ…。

一方クリストンは自分のしてしまった事に絶望し、自害しようとしていました。
そこに現れたのは王妃アリセント。

つづく…。

ハウスオブザドラゴン第5話「われらは道を照らす」感想

さて、これまでゆっくりゆっくりとジェットコースターの天辺を目指して登ってきましたが
ついに登り詰めて、一気にくだる一歩前の所にきました。(分かり辛いこの感じ!?)
そんな第5話の気になる部分をピックアップして私なりの感想をご紹介します。

まず、エイゴン・ターガリエンの妻が一体どんな人なのか気になっていましたが
現れたと思ったら退場。え、もう?と言う感じでがっかりしました。
もう少し絡みが見たかったなと。

おどおどした影の薄い人?と想像していましたが、こうくるか?とちょっとびっくり。
エイゴンは妻からパワハラを受けていたのですね、エイゴンに同情します。

荒れる海を船に乗ってヴェラリオン家の城へ行く王家の一行。
ヴィセーリスは船酔いで体調が悪そうですが、不調の原因はそればかりではなさそうですね。

というか、わざわざ王家が出向いていくの?と疑問を感じました。
王ならヴェラリオン家を王都に呼び、息子を婿に差し出せ、と言えそうなものだけど。
どうも初めからヴィセーリス1世には絶対的な強さが足りない気がしています。

アリセントは今まで一歩下がった立ち位置でした。王女レイニラの親友で父オットーの策略で王の2番目の妻になり後継者候補になる息子を生みターガリアン家に貢献してきました。
しかし、オットーの失脚で立場が危うくなってしまいます。
この事がアリセントの本質を表に出すきっかけになったのでは?と感じました。
女は子供を守るためだったら、何でもします。

アリセントは後継者を生む為だけの道具でも、弱い存在でもありません
賢く策略家でもあり、人を動かす力ももっています。弱いアリセントはもう終わり。

祝宴の席で遅れて登場し、身にまとった緑色のドレスがそれを現わしていましたね。
レイニラに対する態度にも現われていました。レイニラはその事にはまだ気が付いていない様子でしたが…。

さて、第5話で私が一番気になったのは新しく王の手になったライオネル・ストロングの息子で足の悪いラリス公。気味悪くないですか?あちこち嗅ぎまわって、観察し、人を惑わす言葉を吐く。
ファンタジー好きな皆さんなら思い足りませんか?こんな男がいた事を。

映画ロードオブザリング「二つの塔」で登場した「蛇の舌グリマ」ローハン国の国王に取り入り、甘言でもって王の心を操ってかき回して堕落させた男。ラリス公のふるまいを見た時にすぐにグリマを思い出しました。この男は今後も要注意ですね。

この男のささやきによって、アリセントはレイニラの貞節を疑う事になり、サー・クリストンから真実を聞き出すことになったのです。まんまと白状してしまったサー・クリストンですが、まじめな性格がすぎてこの後、大変な事をしてしまうのですが同情しかありません。

王家の婚儀に伴う祝宴の席でも驚きをいくつか。
この時のレイニラの髪型のはちょっと驚きました、ソフトクリームのっけてる感じで正直あんまりイケてない気が…ごめんなさいレイニラ。

宴席に一番最後の登場する王妃アリセント、とその事に誰も何も言及しないのにも違和感を感じました。なにこのシーンは?って思ったのは私だけ?

王は「この祝宴のあと7日間にわたる槍試合を開催し、その最後に婚儀を行う。」と言いました。
が実際にはサー・クリストンによる撲殺事件で会場は大混乱に陥り、祝宴は終わりかと思いきや、
どうもその場で婚儀が行われているシーンになりました。

「厳父」、「鍛冶」、「戦士」、「慈母」、「乙女」、「老嫗(ろろう)」、「異客(まれびと)」 7神の名を呼びあげる司祭。
これはゲームオブスローンズでも聞き覚えがある言葉ですね。

そして自害しようと腹に剣を刺そうとするサー・クリストンの背後から声をかけるアリセントが…。
この最後のシーンの時系列がどうもしっくりきません。
婚儀の場とサー・クリストンの自害に至るシーンが同時進行していてどちらにもアリセントがいます。

などと、細かいところに引っ掛かりを感じる私でしたが、いよいよ新たな展開に突入するのだなとワクワクしました。

ハウスオブザドラゴン第5話「われらは道を照らす」ネタバレあらすじと感想まとめ

ハウスオブザドラゴン全10話のうち、5話までが終わりました。この回でレイニラを演じたミリー・オールコックとアリセントを演じたエミリー・キャリーの出演は終わりました。次回第6話からはレイニラはエマ・ダーシー、アリセントはオリヴィア・クックへ変わります。

ミリー・オールコックもエミリー・キャリーも好演でしたから、ここまでなのは惜しい気がします。ゲームオブスローンズではシリーズが長く子役の成長が見れたので臨場感がありましたが、ハウスオブザドラゴンでは何回か時間のジャンプがあるようですので、覚悟しておかないと。

さて、ハウスオブザドラゴンは原作「氷と炎の歌」の中の外伝「炎と血」で綴られているターガリエン家の歴史の中でターガリエン家の後継者争いで起った内戦「双竜の舞踏」が描かれています。「双竜の舞踏」が原作がどんな内容なのかを簡単にわかりやすくまとめてみました。気になる方はぜひ読んでくださいね!

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。〈Pinoko編集局〉



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