双竜の舞踏 ネタバレ解説ハウスオブザドラゴン ゲームオブスローンズにも登場していた!

ハウスオブザドラゴン

ハウスオブザドラゴンの舞台は「ゲームオブスローンズ」の時代よりも約200年前、当時ウェスタロス大陸を支配していたターガリエン家の衰退となった内戦「双竜の舞踏」が描かれています。「双竜の舞踏」とはターガリエン家の衰退を招いた内戦に付けられた名前ですが、現在ドラマはこの内戦に至る原因になった成り行きを追っているところです。

今回はこの「双竜の舞踏」というキーワードを辿りながら物語を見ていきましょう。

 

まるっと全部知りたい!という方はこちらの記事を読んでくださいね!物語の舞台になっているウェスタロス大陸と周辺の地図、登場人物とドラゴンを含めた相関図、第1話から最終話(10話)までのあらすじと感想をまとめてあります。

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双竜の舞踏のネタバレ解説

“双竜の舞踏”(The Dance of the Dragons)――――兄弟同士が玉座を廻って始めたケンカがきっかけで、最大で十数頭いたドラゴンが死滅する結果となってしまったターガリエン家の内乱。

ターガリエン家にとって力の象徴であるドラゴンを死滅させるほどの戦いとは?

 

“双竜の舞踏”の概要

以下は「氷と炎の歌」の原作より引用した内容で、外伝の中のThe Princess and the Queenに書かれていたものです。
ドラマがどの程度アレンジされているかわかりませんが、ここから先は原作に沿って内戦の様子を予習の意味も含めて見ていきたいと思います。
私自身、理解が足りない部分もあるかと思いますが、私なりの見解と感想もご紹介しています。

 

ターガリエン王朝のヴィセーリス一世が崩御し、前王妃との間に生まれたプリンセス・レイニラと現王妃アリセントとの間に生まれたプリンス・エイゴンが王位を争う。
ドラゴンストーンを本拠地とするプリンセス・レイニラ側と、キングズランディングを本拠地とするプリンス・エイゴン側は、それぞれドラゴンを駆り、諸名家を味方につけて七王国全体が内戦に突入する。
プリンセス・レイニラ側は夫のプリンス・デイモンを含む多くを失い、二人の息子だけが助命される。
プリンセス・レイニラ自身は息子たちの目前で、プリンス・エイゴンのドラゴンに食い殺される。
プリンス・エイゴンは王位に就くが、戦いで負った傷のためにやがて崩御し、皮肉にもプリンセス・レイニラの二人の息子たちが順に後を継ぐことになる。この戦いでドラゴンのほとんどが死に絶える。

そして進行については以下のような予測もあります。

シーズン1は「双竜の舞踏」が起こるまでの準備であり、シーズン2以降で内戦の模様が描かれるかも知れないということだ。すでに第1話から第2話の間に6か月のタイムジャンプがあったが、全10エピソードで28年の歴史をカバーするのであれば、今後のストーリーはさらに早く展開していくだろう。抗争の元となる種を逃さないよう、残りのエピソードを注視していきたい。

第6話で、レイニラ側はドラゴンストーンに移動し本拠地とします。
残り4話でどこまで展開していくのでしょうか?
このスピードだと、”双竜の舞踏”に突入するのはシーズン2からなのでは?と予測されます。

 

 

黒装派のレイニラ、翠装派のアリセント

それぞれの派閥の主要メンバーをご紹介します。

「黒装派」
本拠地 ドラゴンストーン
プリンセス・レイニラ
デイモン・ターガリエン
アリン家
マンダリ―家
スターク家

「翠装派」
本拠地 キングズランディング(王都)
王妃アリセント
オットー・ハイタワー(元・王の手、アリセントの父親)
キングスガードの総帥クリストン・コール
バラシオン家

コリアーズ・ヴェラリオン率いるヴェラリオン家について書かれていないのが気になりますが
詳細は不明。

 

”双竜の舞踏” 戦いの様子

 

ヴィセーリスの薨去後、アリセント王妃、その父で〈王の手〉のオットー・ハイタワー、〈王の盾〉の総帥クリストン・コールらの〈翠装派〉は王の死を隠してアリセントの長子エイゴンを王位につけた後、父の死をドラゴンストーンのレイニラに伝える。

自分の息子を王位につけた後で、レイニラに父親である王の死を知らせるとは、なかなか汚い手を使うアリセントです。
ドラマでは王の手を解任され、王都を去ったオットー・ハイタワーですが、黙って引き下がるはずはないと思っていました。また、レイニラの恋人だったクリストン・コールがすっかりアリセント側に付いて、レイニラを敵視るのには心が痛みます。でも純真な心を汚されたのだから、仕方ないですね。

レイニラの夫となっていたデイモンは〈ハレンの巨城〉を降伏させ、アリン家、マンダリー家、スターク家の支持を得る。だがバラシオン家は〈翠装派〉につき、レイニラの次子とそのドラゴンはエイゴンの弟エイモンドとそのドラゴンに殺される。報復にエイゴンの息子が暗殺される。

デイモン・ターガリエンは妻のレーナが難産で亡くなり、レイニラの夫も亡くなったので二人は結婚しました。いずれはそうなる予感はしていましたので、まあ、予想通りと言ったところです。

ここでアリン家、スターク家、バラシオン家というゲームオブスローンズではお馴染みの名前が出てきました。 ロバート・バラシオンの治世においてジョン・アリン、エダード・スタークは王の手を務めました。 ターガリエン王朝の時代では敵対する関係だったのですね。

ゲームオブスローンズのように貴族間の争いに加えて、異形の者たちまで登場するというようなバラエティに富んだ構成ではなく「ターガリエン家の内乱」つまりほとんどが身内同士の争いですからシンプルで敵味方がわかりやすいです。

その反面、なんと言いますか、壮大さ?広がり?がない? 小さくまとまっている?そんな印象を持ってしまいましたが、ドラゴンに乗って戦うシーンは迫力があるでしょうね!

エイモンドとクリストンが〈ハレンの巨城〉を攻める間にデイモンとレイニラはキングズランディングを落とし、アリセント皇太后と、その娘で兄エイゴンの妻のへレイナを捕虜とする。だが重傷を負っていたエイゴン二世は行方不明となる。

アリセントの娘で兄エイゴンの妻、という事は兄妹同士で結婚をしたという事でしょうか。
ターガリエンではドラゴンの血を継承していくためには近親婚はよくある事。
エイゴンとレイニラも叔父と姪ですものね。

 

ゲームオブスローンズですでに出ていた”双竜の舞踏”

ゲームオブスローンズをご覧になった方なら「双竜の舞踏」という言葉にピンときた方もいるのでは?それはゲームオブスローンズシーズン5 第9話 「竜の舞踏」で登場します。

残虐行為を繰り返すラムジー・ボルトンからウィンターフェルを奪還すべく進軍するスタニス・バラシオン。娘シリーン・バラシオンも同行しています。
その一コマにシリーンが本を読んでいるシーンがあります。

その本こそが、ターガリエン家の衰退を書いた歴史書「双竜の舞踏」。レイニラ・ターガリエンと腹違いの弟エイゴンが鉄の玉座を争った話で、人民達も二人のどちらかについて七王国も真っ二つに分かれ、ターガリエン家は復興できなかった、という内容をスタニスに説明しています。

なんとなく聞き流していたシーンですが、ここにしっかりと登場していましたね。これは正直迂闊でした。この後にシリーンはスタニスの信仰する”光の王への生贄”として焼き殺されてしまうのです。シリーンの退場で、その歴史書「双竜の舞踏」の事も薄れてしまっていたのでしょうか?

双竜の舞踏の顛末は?

この後、クリストン・コールは戦死。
プリンス・デイモンとプリンス・エイモンドも一騎打ちを行い、相討ちとなり戦士(?)
キングズランディングを制したレイニラは増税を行った事で暴動がおこります。
ドラゴンストーンに逃げたレイニラは重傷を負って隠れていたエイゴン二世のドラゴンに食い殺されるという悲惨な最期を遂げるのです。

後にエイゴン二世は王都に戻りますが、家臣による陰謀で毒殺され、レイニラの長男であるエイゴン三世が王になりました。
恐らくここまでが”双竜の舞踏”と呼ばれる内戦の顛末だと思います。

みんな死んでしまいました…。
ヴィセーリス1世、プリンセス・レイニラ、デイモン・ターガリエン、クリストン・コール、レーナ―、レイナ、エイゴン二世、エイモンド 十数頭いたドラゴン達…。

ドラマではどのように描かれているのかわかりませんが、原作に触れておくことでより理解が深まるでしょうし、原作とドラマの違いを楽しめると思います。

双竜の舞踏 ネタバレ解説ハウスオブザドラゴン ゲームオブスローンズにも登場していた!のまとめ

この記事では原作における「双竜の舞踏」について詳しくまとめました。ドラマではシーズン1でターガリエン家の後継者問題が実際にどのように進んだのかが描かれ、今後公開されるシーズン2でいよいよ戦いが始まります。戦いの結末が原作通りに描かれるかどうかも見どころの1つになるでしょう。

今後の戦いに巻き込まれることになるドラゴン達の一覧とドラゴンライダーの相関図をまとめています。ぜひチェックしてみてください!

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。〈Pinoko編集局〉



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