力の指輪トールキンの創った”宇宙の始まりから第1紀まで”を徹底解説

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Amazonprimeで独占配信されているドラマシリーズ「ロードオブザリング力の指輪」はシーズン1全8話。時系列でいうと第二紀のエルフの指輪ができるまでが描かれました。この記事では原作者トールキンの創った世界を歴史を創世から紐解いてみました。

 

この記事でわかる事
力の指輪トールキンの創った「宇宙の始まり」
力の指輪トールキンの創った「イルーヴァタールの子らの第一紀」
力の指輪トールキンの創った「太陽年第一紀」

力の指輪トールキンの創った”宇宙の始まりから第1紀まで”を徹底解説

力の指輪トールキンの創った「宇宙の始まり」

宇宙の始まり・創造神エル・イルーヴァダールが最初の種族アイヌア(聖なる種族)を創る
・兄弟として創られたアイヌアにマンウェメルコールがいた
・マンウェは最も高貴な存在で長上王と呼ばれる
・メルコールはもっとも強い力を持つ(後のモルゴス)

ヴァラール年
1~1500年
・創造神エルはアイヌアにアルダ(地球、中つ国のある世界)の姿を啓示する
その後、物質的に存在する世界「エア」を創造。
・アイヌアの中で望むものはエアに下ってアルダの歴史をそこで実現することを許す。
・エアに下ったアイヌアらは「ヴァラール(神格)」と呼ばれる
灯火の時代
1500~3500年
・ヴァラールは南北に二つの巨大な灯火(イルルインとオルマル)を置き世界を照らす
・メルコールの反乱によりそれらは破壊される
・ヴァラールらはアマン大陸に移りヴァリノール国を築きマンウェが王となる
二つの木の時代
3500年
ヴァラールのニエンナの涙とヤヴァンナの力の歌から生まれた銀の木テルペリオンと金の木ラウレリンという二つの木がヴァリノールを明るく照らした
二つの木の時代4500~4550年ヴァラールの一人、星々の女王ヴァルダは天空にエルフのために星と星座、
メルコールへの挑戦として北にヴァラールの鎌(北斗七星)を創る

宇宙の成り立ちには宗教によっていわれが違うと思うのですが(その辺りあまり詳しくありません)シルマリルの物語では美しい旋律が奏でられることによって織り上げられる宇宙、という事になります。創造神エルの投げかける旋律を最初の種族アイヌアたちが奏でるのです。

でもそのアイヌアの中にメルコール(後のモルゴス)がいました。
なぜ創造神エルはメルコールを創ったのでしょうか?負荷やストレスを与えてより強くする為?
同じように創っても持って生まれたものってありますものね。個性と言いましょうか…。
美しい音楽を不協和音でかき乱すやつって、割と普通に居そうですもの。

力の指輪トールキンの創った「イルーヴァタールの子らの第一紀」

ヴァルダが星々を完成させたのちエルフの目覚め、第一紀が始まります。

4550年創造神エル・イルーヴァタールがエルフを目覚めさせる
4580年メルコール(後のモルゴス)はエルフを捕らえオークやトロルをつくる
4585年マンウェと共にエアに降りたヴァラールオロメ(森の王であり狩人)が狩りの途中でクイヴィエーネン湖に立ち寄り、エルフの存在に気付く
4590年オロメはヴァラールらにエルフの危機を知らせ、メルコールとの戦争に赴いた
メルコールは捕らえられたが配下のサウロンは逃れメルコールの為にオークやトロルを飼育する
4679年
~4750年
エルフでノルドール族の王フィンウェとミーリエルの間にフェアノールが生まれる。知識や技術を追求することに没頭し、後にフェアノール文字を開発したり、また鍛冶と石工の技を学ぶ。
4862年ガラドリエル誕生
4950年フェアノールは銀の木テルペリオンと金の木ラウレリンの二つの木の光を封じ込めた宝玉「シルマリル」を創る
4995年審判から解放されたメルコールは二つの木を破壊してフェアノールの父フィンウェを殺し、シルマリルを盗んだ
その時フェアノールが最初にメルコールを「黒き敵」を意味するモルゴスと呼んだ。フェアノールとかれの息子たちはシルマリルを取り戻すために誓いをたて、ノルドール族の大部分がヴァリノールから中つ国へ出発した。宝玉戦争である
4997年モルゴスの軍隊はフェアノールを攻撃、フェアノールはバルログによって殺される

「力の指輪」アダルの存在の理由

「力の指輪」にアダルという登場人物がおり、オークたちの指導者として南方国に現れます。
エルフのような姿をしていますが、皮膚はただれています。ガラドリエルと対峙して、その正体がモリヨンドルと呼ばれるモルゴスに捕らえられ最初のオークとなったエルフであることがわかりました。

4580年に「メルコール(後のモルゴス)はエルフを捕らえオークやトロルをつくる」とありますが、これはアダルの事だとわかりました。オークはもとはエルフだったのですね。
これも年表を書くために調べた事で知ることができました。

そしてこの時代に最も重要になる宝玉シルマリルがフェアノールによって創られます。
今後このシルマリルをめぐってメルコールや同族間での争いが始まります。

メルコールはなぜシルマリルを欲しがるのか?持つとどんな力が得られる?死すべきもの、不浄の者、悪しきものが触れると焼かれるようにされる、というシルマリル。
メルコールのような悪しきものは触れることはできないでしょうに…。

力の指輪トールキンの創った「太陽年第一紀」

これより後は太陽の時代第一紀となっており、主に「ベレンとルーシエンの物語」「トゥーリン・トゥランバールの闘い」「エアレンディルの航海」についての記述です
前述の「イルーヴァタールの子らの第一紀」と並行している部分のようで、同じ時間の流れを別角度から見た出来事が書かれています。

ですので、主だった事柄だけを抜粋しました。

1年太陽が初めて昇り、人間が目覚める
305年ガラドリエルの兄フィンロドが人間を発見する
445年後でギル=ガラドと呼ばれるロドノールの誕生
525年半エルフのエアレンディルとエルウィングにエルロンド(後の裂け谷の王)とエルロス(後にヌーメノール王朝を築く)が生まれた。
580年シルマリルをめぐる争いは3度にわたる同族殺害(エルフ同士の殺し合い)を引き起こし、それに加えてモルゴスからの攻撃も受け混乱をきたす

エアレンディルは、ヴァラールによる救けを求めヴァリノールへ船出しマンウェのいるアマンの地(不死の国)へ辿り着き、アマンの地(不死の国)へ航海した事への許しと助力を乞う

583年エアレンディルの願いを聞き入れた長上王マンウェとヴァラールはヴァリノール軍を率いて冥王モルゴスを討つ
長上王マンウェは冥王モルゴスを虚空へ永遠に投げ出す

 

力の指輪トールキンの創った”宇宙の始まりから第一紀まで”を徹底解説まとめ

「ロードオブザリング」「力の指輪」の大ファンである私は原作者J・R・R・トールキンの創った世界をもっと知りたくなり、創世から時系列を追ってみる事にしました。それは大変な労力でしたし、わかりやすく簡素にまとめるのも難しい事でした。でも、きっと私と同じようにもう少し深く知りたい、と思う方がいるはず!そんな方に是非読んで頂きたいと思います。

この記事では

力の指輪トールキンの創った「宇宙の始まり」
力の指輪トールキンの創った「イルーヴァタールの子らの第一紀」
力の指輪トールキンの創った「太陽年第一紀」

以上について調べた事をまとめました。

第二紀から第三期まではこちらをご覧ください。「力の指輪」の舞台になったヌーメノール王朝の創立と滅亡までの年表になります。

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最後まで読んだくださりありがとうございました。 〈Pinoko編集局〉

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