探偵ロマンス市川実日子の男装の麗人の正体は誰?続きの続編はあるのか?

探偵ロマンス

NHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」は舞台は大正8年の帝都で繰り広げられる若き江戸川乱歩の全4話からなるドラマです。第4話のラストシーンに市川実日子さん演じる男装の麗人が登場して終わりました。え?本当にこれで終わり?真実は明らかにならないまま終わりました。

この記事では男装の麗人の正体、続編はあるのか?について徹底調査します。



探偵ロマンス市川実日子の男装の麗人の正体は誰?

探偵ロマンス最終話のラストシーンは――――

「生まれてきた意味を与える、それがそんなに悪い事だったでしょうか?」という住良木
に三郎が言ったセリフが胸に響きました。

「生まれてきた意味なんてねえよ、生きてるだけで十分だ」

逮捕された住良木の最後の言葉は「人は罪深い、味わうともっと欲しくなる…」単なる悪あがきではないように聞こえました。

バーKで集う三郎、美摩子、太郎、そこに遅れて隆子がやってきます。来る途中、呼び止められて「お嬢さん、明智小五郎と言う探偵をご存じないですか?」と聞かれたと、そしてその人物は緑色に光る八角形の綺麗な指輪をしていた、と言うのです。

その「光る八角形の綺麗な指輪」はイルべガンの卵です。

三郎と太郎は慌てて表に出ます。そこに居た美しい男装の麗人、指にはイルべガンの卵が。二人に向かって丁寧にお辞儀をし、そっと微笑んで立ち去りました。

この終わり方、どういうこと??? イルベガンの卵は警察にあるはずなのに、なぜこの男装の麗人が持っているのか?

お伊勢さん=住良木だったはず。だけど男装の麗人からも白粉のにおいがしてイルベガンの卵も身に着けている。 ということは、連行されたはずの住良木はどこかで逃走し、麗人に扮装して太郎らの前に現れた、と考えるのが妥当な線?

なのでやはり、市川実日子扮する麗人の正体は住良木としか考えようがありません。



探偵ロマンス続き・続編はあるのか?

続き・続編はあるのか?欲張りすぎな脚本

続編があるとしたら、これまではシーズン1ということでいいかと思いますが、そのシーズン1の脚本の内容が盛沢山すぎて何一つ回収できていない感じが気持ち悪いというか、後味が悪くすっきりしない。

・結局10年前の事件がどんな事件だったのかもわからない
・イルベガンのとのつながりもわからない
・ロマノフ王朝のお宝もわからない
・「イルベガンの卵」がどうやってもたらされたのか?
・「イルベガンの卵」がなぜお勢さんに所属するべき物なのか?
・住良木とお伊勢さん、どっちが実体なのか?男なのか女なのか?
・住良木は白井三郎を愛しているのではないか?
・お百や笠森が、住良木の共犯者になった経緯や必然性は?
・お百がお伊勢さんの孫なら、お祖父さんになるのかお祖母さんになるのか?
・平井太郎はなぜ「わからないから知りたい」を連発するのか?
・あの長回しのアクションシーンは必要か?

最後あたりはただの愚痴になります。

ここまで物語の筋が読めなさすぎると、期待を通り越して何がしたいのかわからない、という状況になってしまいます。続編、あるならあるで言ってくれたほうが期待できます。匂わせとかいらないです。

続き・続編はあるのか? 内容予想

一番知りたい事は「探偵ロマンス」の続編はあるのか?ですがまさか、あれで終わりなんてことはないでしょう。

最終回の最後に、謎めいた男装の麗人(市川実日子)が登場。その指には、警察に逮捕された住良木(尾上菊之助)が所持していて、警察に回収されたであるはずの宝石「イルベガンの卵」。

平井太郎(濱田岳)と白井三郎(草刈正雄)が後を追い始めたところでエンドロールとなりました。

制作当初の2022年11月に発表された内容では「2023年1月21日(土)スタート 毎週土曜 総合 夜10:00~10:49 <全4話>」となっていますので、視聴率が悪くて4話で打ち切り、ではなく始めから4話構成です。

このドラマを企画・演出した大嶋慧介氏によると

「まだ物語は続くということを強く印象づけたかった。男装の麗人は住良木が変装した人物なのか、それとも新しい人物なのか、想像して楽しんでいただければ」

はい、その作戦は大成功です!大成功というよりも、若干うんざりしています。そこまで匂わせなくてもいいじゃん、みたいな。

想像しますけど「わからない、だから知りたい」です。脚本に何度も登場させたセリフですよ。このセリフ、充分過ぎるほど視聴者に浸透しています。むしろ、聞くたびにイラついてきています。

住良木だとしても新しい怪盗だとしても、イルベガンの卵を持って太郎と三郎の前から去って行った以上、事件は解決しておらず、物語は終わっていないことになります。

探偵ロマンス 続編の構想

制作統括の櫻井賢氏のよると

脚本の坪田文さんがお持ちのセカンドシーズンの構想の中に男装の麗人が出てきておりましたので、市川実日子さんに交渉した際にも、実は「あそこだけで終わる役ではないです」という風にちょっと風呂敷を広げて交渉しています。みなさまの反響にかかっておりますのでよろしくお願いいたします

セカンドシーズンの構想はあるという事。市川実日子さんにはあそこだけで終わる役ではないですと告げてある。最後に「みなさまの反響にかかっております」

ということは、結局は視聴率次第という事なのですね。視聴率はまだ公表されていませんが続編にいたるほどの視聴率が稼げていたらいいと思いますね。

「探偵ロマンス」は「スルメ作品」、何度も見返して堪能してほしいという事です。それを考えると、伏線が回収されていないの作戦の一つなのかも?何度も見返して視聴率アップ!?

探偵ロマンス続編の構想 具体的には?

江戸川乱歩自身は「探偵ロマンス」で描かれた時期以降に村山隆子さんと結婚し子供も設けますが、小説では食べていけておらず、一家で大阪の実家に帰ります。

作家としてデビューするも、うまくいかず戦時中は検閲で作品を出さなかったりと、なかなか成功できずにいますが、制作ではその時期を題材にして「姿をくらまし、裏で怪盗と対決している」と言う構想もあるそうです。そうなるとシベリアのイルべガンの巣に行くのかもしれませんね。

また、脚本家の坪田文さんは「探偵ロマンス」以前の住良木と白井三郎の濃密な関りを書いており、そこでは非常に屈折した生き方をしてきた住良木は、三郎に対しての憧れや、三郎の誠実さに恋い焦がれて、愛されたいと思う反面、負けたくない、という両極端な気持ちを持つ複雑な人物像で描かれています。また、三郎が平井太郎を可愛がることに対して太郎に対する嫉妬心も持っています。

今後もし再び住良木が登場することになるとしたら(なるに違いない!)憎悪や愛情、憧れや嫉妬心などの相反する心情がどんな風に描かれるのかが楽しみですし、そこを描いてくれないと完結しない気がします。

探偵ロマンス市川実日子の男装の麗人の正体は誰?続きの続編はあるのか?まとめ

探偵ロマンス最終話、疑問だらけのまま終わってしまいました。続編を望むファンとしては制作側が探偵ロマンスは「スルメ作品」と言われるごとく、何度も見返して、まだまだ隠されているかもしれない伏線を探りつつ、視聴率アップに貢献したいと思います。

探偵ロマンスキャスト相関図と全話のネタバレあらすじと感想はこちらの記事をお読みください!

〈pinoko編集局〉



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