古びたビルの一室に探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」はあります。事件のトリック「HOW」の解明を得意とする不可能専門探偵・御殿場倒理 ごてんばとうり（松村北斗）と、動機や理由「WHY」の解明を得意とする不可解専門探偵・片無氷雨かたなしひさめ（西畑大吾）の2人の探偵と、アルバイトの薬師寺薬来やくしじくすりこ（ 畑芽育）がメンバーです。この記事では第2話のあらすじ（ネタバレ）と感想をまとめています。
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ノッキンオンロックドドア第2話”限りなく確実な毒殺”ネタバレあらすじ
前回のお話―――
バスケットプレーヤーになりたかった画家の息子はその道を無理やり断念させられ、画家になる道を押し付けられていました。才能がないと言われ父親の作風を無理やり継がされて、自分を表現できる場所など1つもないと感じた息子は父親を殺害し、父親と結託していた画商の男をもおとしめます。
息子の態度に気が付いていた母親は見てみぬふり、それは夫のサポート役に嫌気がさし、夫に代わって表舞台に上がりたかったからです。
第2話”限りなく確実な毒殺”事件の概要
元衆議院議員・南雲弘伸（大河内浩）がホテルのパーティーでスピーチ中に突然苦しみ、毒物が混入したシャンパンを口にし死亡します。
現場には毒物が入った小瓶と古典落語『死神』の一節が記された紙が残されていました。
このロウソクは全部、人の寿命だ
お前ぇの本来の寿命はこれ
半分より長く威勢よく燃えているだろう
それなのに、お前ぇは金に目が眩んで
寿命を取っ替えたんだ
一方で落語家・立川らく兵の高座で演じられている「死神」を聞く一人の男。スマホに着信が入り答えます「頼んだものは残してくれましたか？」相手は残した、と答えたようです。それに対し「それはよかった、これで彼らが謎を解く側に立つでしょう。」
この男の言った通り、警視庁の刑事・穿地決うがちきまり（石橋静河）は不可能（HOW）専門探偵・御殿場倒理ごてんばとうり（松村北斗）と不可解（WHY）専門探偵・片無氷雨かたなしひさめ（西畑大吾）に連絡を入れます。
「自分が指南した事件に落語の一節を添えてあえて痕跡を残す古い趣向、だがあいつはそういうもの好きな奴だ」という倒理。
彼らは犯罪社会学部・天川教授（渡部篤郎）の元ゼミ仲間で現在は犯罪コンサルタントの糸切美影いときりみかげ（早乙女太一）が関与していると考えます。
死んだ代議士・南雲弘伸（大河内浩）には国土交通大臣のときに大手建設会社からの不正献金疑惑があったが、明らかにされることなくグレーゾーンのままフェードアウト。今回のパーティーは次の選挙で返り咲くための資金集めパーティーでした。
スピーチの前に毒物が混入されたと考えられるシャンパンを飲み、壇上に上がってから死ぬまでの間っ結構長い時間スピーチをしていました。倒れて救急搬送され、息絶えたのは6時間後。発見された毒物は無味無臭の「ロミオトキシン」摂取して20~30分で麻痺が始まるというものです。
シャンパンは誰かから渡されたものではなく、南雲自身がトレイにあった複数の中から選んだグラスでした。しかも、会場にあった全ての飲み物と食べ物を調べた結果、毒物は一切発見されず毒が入っていたのは南雲が飲んだシャンパンだけ。
美影は依頼人にトリックを指南し、今回も完全犯罪とも言える毒殺を仕組んだとされます。しかし、倒理と氷雨の間には意見の相違が生じ、さらに倒理が単独行動を起こすと絶体絶命の危機に陥ります。
第2話”限りなく確実な毒殺”容疑者
まず聞き込みをしたのは、パーティー会場のスタッフ、給仕係のチーフ・川岸俊哉と給仕係の香山聡美の2人。倒理はこの2人が犯人だ、と大雑把な推理で決めつけますが、氷雨は動機の面から考えて詳しい情報を2人から聞き出します。
パーティのリハーサルに主催者である南雲は来ず、事務所のスタッフが取り仕切っていたこと。進行時間の調整やスピーチ原稿の確認など細かくチェックしていた ジョークの内容や、身振りのタイミングなど完璧に決められていたようだったことなどがわかりました。
聞き込みの途中で「もういい！頭を使え！」と話をさえぎって現場を後にする倒理、事件よりも事件を仕組んだ美影の方に意識が言っている様子です。
氷雨の推理をことごとく却下し「これは俺の事件だ、美影がらみだからと言って無理するな」と氷雨に言いました。
美影の事件を意識しているのは、氷雨よりも倒理ですね
トリックが分からずイラついています。
そして、「毒が入れられたのは南雲がシャンパンを選んだ後」と推理を話しました。しかし、グラスを選んでスピーチするまで誰とも接触していません。なので、「毒を入れたのは南雲自身」という倒理。
では自殺と言うことになりますが、自殺する動機がありません。南雲には政治家に必要と言われ「地盤」「看板」「鞄」がありませんでした。そんな南雲を長年支えて政界でともにのし上げってきた秘書の存在が気になります。
倒理と氷雨は殺された南雲の秘書の浦和敬人（ 丸山智己）から話を聞くために事務所を訪れました。
死んだ南雲の部屋を観察する倒理は
デスクの上の巾着袋に薬が入っているのを発見しました
倒理は「確認したいことがある」といい、浦和に3つの質問をしました。
| ① | 南雲のスピーチ原稿は誰が作っていたのか？ | 秘書の浦和 |
| ② | パーティのリハーサルに行ったのは誰？ | 秘書の浦和／事務員の吉澤楓／運転手の堀田浩一郎 |
| ③ | 南雲が倒れた後ずっとそばにいたのは誰 | 秘書の浦和 |
と質問した後、もう要件は済んだ、と氷雨を連れて退出しました。
第2話”限りなく確実な毒殺”なぞは解けた！？
倒理の「浦和はパーティーのリハーサルで細かい動きやタイミングまでシミュレーションし、本番で南雲に嘘をついて薬を飲ませた」という推理に対して、氷雨は「美影のトリックにしては簡単すぎる」と反論しました。
そして「美影が仕掛けたトリックなら解かないわけにはいかない、と無理して焦っている」と。それに対して「証拠があれば文句ないだろう、10万でつかんでやるよ」とその場を去りました。
なぜ10万？？？
再び落語家・立川らく兵の高座――――
この日の演目は「親子酒」座席の一番後ろに座る帽子の男の横の席に座ったのは氷雨でした。1年前に偶然演芸場で美影と再開したことも、会おうと思えば会えることも他の2人には話していないという氷雨。「どうやって毒を飲ませたのか教えて」とストレートに美影に聞きましたが美影は教えるわけもなく…。
「穿地は変わらず君を殺したがっているよ」と言う氷雨に、美影は「君は相変わらず、倒理に殺されたがっているね」と、続けて「僕が好きなトリックはチープトリック」と言い残してその場を去りました。
第2話”限りなく確実な毒殺”エピローグ
探偵事務所に戻った氷雨、美影に言われた「君は相変わらず、倒理に殺されたがっているね」という言葉が脳裏をかすめます。
氷雨は倒理に連絡を取りますがつながらない携帯。そこで「10万でつかんでやるよ」と言った言葉を思い返しました。「10万…？？？」10万でどうやって証拠をつかむつもりなのか、考えを巡らせはっと気が付いた氷雨はスマホで検索をします。
氷雨がヒントを得た時の決めポーズは
「ネクタイを締めなおし、眼鏡のフレームの鼻の位置を押し上げる」
検索した言葉は「建造物侵入罪」―――3年以下の懲役または１0万円1以下の罰金に処する。
倒理が南雲の事務所に不法侵入しようとしていることに気が付いた氷雨は急いで駆け付けます。そこには頭から血を流して倒れている倒理と、秘書の浦和の姿が！
駆け寄った氷雨は6年前も同じようなシチュエーションで倒理が倒れていた時のことを思い出して震えました…。
ノッキンオンロックドドア 第2話”限りなく確実な毒殺”感想と考察
第1話でもありましたが倒理が料理をするシーン、今回はオムライスでした。倒理は大学時代から料理担当。事務所で倒理の作ったオムライスを食べているシーンで「3人でよく食べさせてもらっていた」と言った氷雨に「もう一人は誰ですか？」とバイトの薬子ちゃんが深堀ってきました。
話は複雑で、という氷雨に対して「いや単純、6年前に疾走して犯罪者になったくず。もし今あったら殺す」と言い切った穿地。
ノッキンオンロックドドアのキーとなっているのは6年前、4人が天川教授の犯罪社会学のゼミ生だった時に起こった事件です。第2話終盤になって、その時どんな状況だったかが描かれました。
密室で血を流して倒れている倒理、窓の外から見ている氷雨、決、美影の3人。そしてこの後、3人は犯罪を暴く側、1人は犯罪を作る側に分かれたのでした。
驚いたのは、氷雨が美影と会っていたことです。偶然落語の演芸場で再会した2人、そしてその後も会おうと思えば会える関係にいた2人。氷雨はこのことを倒理と穿地には黙っていました。言えば、穿地は美影を殺そうとするでしょうし、倒理だって黙ってはいないでしょう。
「穿地は美影を殺そうとする」に対して「氷雨は倒理に殺されたがっている」と美影は言いました。なぜ？また、新たな謎が追加されましたね。
今回は南雲毒殺事件は解明されず。
次週に持ち越しですね。
ノッキンオンロックドドア恋愛要素はあるのか？
ノッキンオンロックドドアに恋愛要素はあるのか？について気になっている人は多いのではないでしょうか？恋愛対象になりそうなのは人気の2人、松村北斗（SixTONES）さんと西畑大吾（なにわ男子）さん、そして早乙女太一さん。
あったとしても、間違っても角田晃広さんはなさそう。渡部篤郎さんはカッコいい！！！いえいえ、そうではなくて。
女性陣は 畑芽育さん、 石橋静河さん。畑芽育さん演じる薬師寺薬子は高校生と言う設定なので、ありそうにはないですね。 あるとすれば、石橋静河さん演じる刑事の穿地決（うがち きまり）とゼミ仲間の3人ですが、大学時代に何かあったかもしれません。
2話のシーンに穿地決と糸切美影がツーショットで抜かれる意味深な場面がありましたので、もしかしたら2人は付き合っていた可能性も考えられます。
原作では2巻まで出版されていてその中には恋愛要素はありませんが、ドラマでは何かしらアレンジがあるのかも？ちょっと期待したいところではあります。
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ノッキンオンロックドドア恋愛要素は？第2話”限りなく確実な毒殺”ネタバレあらすじと感想のまとめ
ノッキンオンロックドドア第2話”限りなく確実な毒殺”は、政治家の南雲が後援会のパーティーで毒殺された事件です。南雲が自分で選んだグラスに自分で毒を入れた訳ですが、南雲はそれを薬だと聞かされて飲んだようです。
誰がどうやってそれを仕込んだのか？？？倒理と氷雨は意見の食い違いで喧嘩別れ。その後氷雨は事件の首謀者である美影と秘密のミーティング。ラストは倒理が不法侵入した南雲の事務所で頭から血を流して至れているところを氷雨が発見します。
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〈Pinoko編集局〉
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