「湯道」映画のロケ地は?キャストとあらすじ 脚本は小山薫堂「風呂で人を幸せに!」

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おふろの映画ができました――――
今回は日本人の「入浴」がテーマの映画「湯道」のご紹介です。

この記事では

・「湯道」映画のロケ地はどこ?モデルになった銭湯はあるのか?
・「湯道」映画のロケ地の登場人物とキャスト
・「湯道」映画のロケ地のあらすじ
・「湯道」映画の脚本は”湯道初代家元”小山薫堂
・「湯道」映画 温泉や銭湯を舞台にしたおすすめの映画を紹介

以上についてご紹介します。



「湯道」映画のロケ地はどこ?モデルになった銭湯はあるのか?

まるでどこかの街に実在する銭湯のような「まるきん温泉」ですがロケ地撮影場所は、京都市の松竹撮影所です。舞台の中心となっている「まるきん温泉」「湯道会館」や街並みは撮影所内の広大な敷地を使って造られたセットで、紅葉した庭などの木々を含めそのクオリティの高さに感動します。

撮影は2021年11月上旬から12月下旬に行われ、舞台の中心となるまるきん温泉、そして銭湯に通じる街並みの巨大セットを京都の松竹撮影所内に制作。

本物の銭湯さながら、190坪を越える広さで、番台・浴室・天井・ボイラー室、様々な所から壁を取り外して撮影が可能に。浴室に入れるお湯を担当する業者も呼び、実際に浴槽に湯を張るこだわりも。生田、濱田、橋本もこの銭湯のお湯に浸かって撮影を行った

実際に銭湯を作ったという事なので、関係者は誰でも利用できた訳ですね。銭湯がある撮影所なんて、理想的だったのではないでしょうか?仕事終わりにひとっぷろ、とか。もしそうだったら職場環境、最高か!?ですよね。そうでなかったにせよ、楽しい現場に違いなかったと思います。

実際にこんな銭湯があれば入りに行きたいですもの。
主演の生田斗真さん曰く、まるきん温泉のセットは撮影後も壊さずにそのまま銭湯として営業したらいいんじゃないかと思われるくらいの完成度だったそうです。

注目ポイントは古びた外観、タイルの感じ、古びたカラン、鏡の縁の剥がれ具合、木製の靴箱やロッカー、籐の敷物、窓枠、などなど、どこをとって見ても「昭和レトロ好き」にはたまらん雰囲気、これは必見ですね。

塩谷 歩波さんによる「まるきん温泉」のイラストです。塩谷さんは実際に高円寺の銭湯・小杉湯の番頭をしながらイラストレーターとして銭湯のイラストを描いており、「まるきん温泉」の登場人物秋山いずみのモチーフにもなったそうです。温泉愛にあふれた「温泉女子」ですね!

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「湯道」映画のキャストと登場人物

「湯道」の主要登場人物とキャストをご紹介します。
とにかくまるきん温泉の常連客がまあすごい人々が続々!豪華常連客です!

「湯道」映画のキャストと登場人物 まるきん温泉

三浦史朗    生田斗真
主人公三浦家長男で建築家
[一言コメント]
仕事がうまくいかず、カッコつけて戻ってきたけど、それがカッコ悪い問う役柄。
銭湯が舞台だけあって心も裸の付き合いができたそうです。

三浦悟朗  濱田岳
史朗の弟 まるきん温泉を運営している 実家を離れた兄・史郎とは不仲
[一言コメント]
橋本環奈さんとは初共演、可愛らしく気持ちの良い俳優さんという印象。
立派な街(セット)の中で遊べたのは俳優として幸せな時間。

 

秋山いづみ 橋本環奈
まるきん温泉の従業員で看板娘
[一言コメント]
プライベートでも温泉好き。
映画を観て、帰りに銭湯によっていこう!と思ってもらえたらいいですね。

「湯道」映画のキャストと登場人物 周りを取り巻く人々

高橋大作   寺島進    まるきん温泉の近くの料理屋の店主
高橋瑛子     戸田恵子 大作の母

アドリアン 厚切りジェイソン 日本人の婚約者を持つ外国人
山岡照幸    浅野和之             アドリアンの婚約者の父親 風呂に対するこだわりが強い

「湯道」映画のキャストと登場人物 常連客

堀井豊    笹野高史 まるきん温泉の常連客
堀井貴子   吉行和子 豊の妻

DJ FLOW    ウエンツ瑛士 ラジオDJ 風呂好き仲間の内でも有名な人物
太田与一   吉田鋼太郎  風呂評論家
植野悠希   朝日奈央     太田の編集担当
小林良子     天童よしみ   「まるきん温泉」の常連客。誰もいないお風呂で思い切り歌うのが趣味。
風呂仙人   柄本明        「まるきん温泉」の常連客。
横山正    小日向文世      定年間近の郵便局員
横山舞香     生見愛            瑠正の次女

夙子     夏木マリ    僻地で暮らす謎の老婆
竜太           クリス・ハート  出所後のお風呂とコーヒー牛乳を夢見る受刑者

「湯道」映画のキャストと登場人物 ”湯道”家元一族

二之湯薫明     角野卓造  440年以上の歴史を持つ「湯道」の家元
梶 斎秋        窪田正孝  “湯道”の家元である薫明の内弟子

 

「湯道」映画のあらすじと考察


三浦家の亡き父が遺した実家の「まるきん温泉」 現在は息子で弟の悟朗が切り盛りしています。そこに、長男で建築家の史郎が突然戻ってきました。史郎が帰ってきた理由は古びた銭湯を畳んでマンションに建て替える事を弟に伝える為。銭湯を継ぐのが嫌で実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史郎、そんな兄を嫌い冷たくあしらう悟朗。

そんな時、銭湯のボイラー室でボヤ騒ぎが起き巻き込まれた史郎が入院することになりました。
銭湯の看板娘いずみの助言もあり、史郎は弟の代わりにまるきん温泉の店主として数日間過ごす羽目になりました。

弟の代わりに仕方なく引き受けた銭湯、不慣れながらも湯を沸かし、そこで体験する常連客とのふれあいを通じて史郎の中で徐々に解けていく心の中の熱い氷…。そして銭湯の魅力に気が付いていきます。


 

なぜ「銭湯」と聞いただけでこんなにも暖かな気持ちになれるのでしょうか?
日本人は基本的にお風呂好きです。「入浴」は日常的な習慣で各家庭にお風呂があるにもかかわらず、スパや温泉など入浴施設は多数存在しています。

お金を払ってまでスパに行ったり温泉旅行に行ったり。家庭用の「温泉の素」の種類も豊富で、特に冬場は毎日のお風呂で楽しんでいるご家庭も多いでしょう。

菖蒲湯やゆず湯などの「季節湯」を楽しむ習慣もありますね。調べて分かった事ですが実は1年間を通して12か月それぞれの季節湯があるのだそうです。

  • 1月 松湯
  • 2月 大根湯
  • 3月 よもぎ湯
  • 4月 さくら湯
  • 5月 菖蒲湯
  • 6月 どくだみ湯
  • 7月 もも湯
  • 8月 はっか湯
  • 9月 菊湯
  • 10月 生姜湯
  • 11月 みかん湯
  • 12月 ゆず湯

温浴効果を高めたり美肌に効果があったりと、様々な効能があると言われていますが、何よりもまず日本の季節を全身で感じる事ができる日本人ならではの独自の習慣は世界的にみても滅多に見られない生活文化です。

これらの事から、映画「湯道」はお風呂を愛する私たちの心に響かないはずはありませんね。公開日が2月23日、まさに日本が一番寒い時です。まるきん温泉に行って暖まりたいです!



「湯道」映画の脚本は小山薫堂

なんでも世界196か国の内、水道水を安全に飲める国は9か国しかないそうです。その飲めるほど安全な水を沸かして湯にし、人が浸かる、という行為はとても贅沢。それが贅沢だとは考えた事もありませんでしたが、その習慣を続けてこられている事はとてもありがたい事なのですね。

脚本を手掛けたのは実際に「湯道」なるものを2015年に立ち上げた小山薫堂。
お風呂に入る時のお作法やお道具についての考え方や礼儀などについてまとめられています。

日本人にとっての入浴という行為は、世界でも類稀なる生活文化であり、
その精神と様式を突き詰めてゆくことで一つの「道」になるという想いに至りました。
私たちはそれを「湯道」と名付け、「感謝の念を抱く」「慮る心を培う」「自己を磨く」
という三つの精神を核としながら、日本の入浴文化を世界に発信します。

風呂には「人と人をつなぎ、尊重し、思いやる心を育てる」という効能があります。「湯道」を通して世の中の幸福量の最大化に貢献したいという思いが脚本にこめられています。

「湯道」映画 温泉や銭湯を舞台にしたおすすめの映画を紹介

身も心もあったかくなる!?温泉や銭湯が舞台の映画をご紹介します。

卓球温泉 1998年 松坂慶子
卓球のイベントで寂れた温泉街を復興しようとするコメディ映画。映画の影響から「温泉で卓球をする」のが流行し、卓球ブームを起こしました。

マザーウォーター 2010年 主演 小林聡美
京都を舞台に、ウィスキー・バーを構えるセツコ、コーヒー店を営むタカコ、豆腐を売るハツミら男女7人の日々を描いた作品。光石研 が 銭湯の主人として登場します。

テルマエ・ロマエ 2012年  阿部寛
古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスは、生真面目すぎて仕事を失い公衆浴場で湯船に身を沈めた時、奇妙な排水口に吸い込まれて現代の日本にタイムスリップしていまいます。そこで現代日本のお風呂文化を学びます。

湯を沸かすほどの熱い愛 2016年 宮沢りえ
夫が失踪して、余命3ヶ月の末期がんを宣告された双葉、いじめを受けている娘を一人立ちさせるなど、死ぬまでにやっておくべきことを着々と実行していきます。

わたしは光をにぎっている  2019年 松本穂香
20歳の女性が都会で自分の居場所を見つけていく様子を描いたドラマ。ここでも光石研がレトロな銭湯の店主を演じます。

他にも多くの作品があるなかの、ほっこり系を集めてみました。ここだけでも2作品に光石研が銭湯の店主として登場して似合いすぎ!ご本人のゆっくりまったりな雰囲気が銭湯向きなのかもしれませんね。

「湯道」映画 まとめ

日本文化の「お風呂」をテーマにした笑いあり涙ありのあったかストーリー、なんといっても常連客が豪華!!!レトロなお風呂にやってくる人々の人間模様、覗いてみたくなりますね!

この記事では

・「湯道」映画のロケ地はどこ?モデルになった銭湯はあるのか?
・「湯道」映画のロケ地の登場人物とキャスト
・「湯道」映画のロケ地のあらすじ
・「湯道」映画の脚本は”湯道初代家元”小山薫堂
・「湯道」映画 温泉や銭湯を舞台にしたおすすめの映画を紹介

以上についてご紹介しました。
この映画を観た後はきっと銭湯に行ってみたくなるに違いない!!!

最後までお読みくださりありがとうございました。(Pinoko編集部)



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