どうする家康の評価がひどいという理由はなぜ?脚本と演出、視聴率からしっかり考察

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NHK大河ドラマ「どうする家康」が、がっかり、残念、めちゃくちゃ、もう見ない、やばい、安っぽい、わかりにくいなどなど、ちょっと調べるだけでこんな評価が目につきます。どうした?いったい?って感じです。そこで、ひどいという評価の理由はなぜなのか?何がどんな風にひどいのか?脚本・演出はだれか?について調べてみました。

どうする家康の評価がひどいという理由はなぜ?

まず、演出について「ひどい」と言う評価が多いようです。
*織田信長(岡田准一)が着用している長いマントが尾張の時代なのに南蛮渡来風で違和感がある。
*この時代、単発式でないといけない火縄銃が連射式になっている。
などの時代考証がバラバラな点。
また、
*家康と瀬名が相思相愛になる流れですが、当時、武士は親が決めた相手と結婚するのが普通だったのだから、ここも違和感がある。

「どうする家康」で時代考証を務めている歴史学者の小和田哲男氏によると、マントや火縄銃に関しての言及はありませんでしたが、家康と瀬名の関係ついては、可能性がなきにしもあらず、と言ったグレーゾーンだった、という事です。

時代考証って難しいですよね。脚本自体がこれまでの物とは違った視点で描かれているため、脚本に合わせて時代考証もある程度の柔軟性が必要なのでしょう。

*信長と家康がBL風が過ぎる。
信長が家康に言った「可愛いな、白い小兎、食ってやろうか俺のおもちゃ」このセリフはかなり攻めていましたね。
ご年配の視聴者さんから見たら、「気持ち悪い」とみられるかもしれません。若い世代の視聴者さんならどうかな?年齢は関係ないですかしらね?気持ち悪く感じる人には気持ち悪いでしょうしね。ただ、NHK大河ドラマにはBLは必要ないかも。。。

*CGがひどい、と言う意見も多く見られました。

ゲームのような安っぽいCGに見えた、と言う声があるようですが、実はこれはフルCGに視聴者の目が慣れていないからとも考えられます。
アニメですが「映画スラムダンク」が同じような評価を受けていました。ティザーのCGを観たファンには酷評でした。しかし、実際に映画を観た人の感想では、全く違和感がなくむしろダイナミックさが増していた、と。

記事の最後の「どうする家康はひどいという評価の理由はなぜ?についての考察」のところでも書きましたが、最新のフルCGを使う事は今後の視聴者の世代交代に対応する意味もあるか、と推察しました。

どうする家康の脚本が残念、書いたのは誰?

「どうする家康」のオリジナル脚本を手掛けたのは脚本家古沢良太氏、俳優か?と思うほどの渋い男前です。古沢氏のプロフィールと併せてなぜ「ひどい」と言う評価を受けているのかについて、調べてみました。

*画像は7年前のツィートですが、更に渋くなっておられます!

古沢良太プロフィール

名前 古沢良太(こさわ りょうた) 1973年8月6日生まれ 49歳
職業 脚本家・戯曲家・イラストレーター
出身 神奈川県厚木市出身
学歴 東海大学文学部日本文学科卒業

生い立ち

少年時代は漫画家志望、1992年手塚賞に応募し準入選。手塚治虫の漫画家を目指す若者に向けた言葉「漫画だけじゃなく映画も観なさい」に触発され、映画を観ていくうちに脚本に興味を持つようになったという事。2002年28歳の時に「第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」を受賞し、脚本家としてのデビューを果たします。
漫画家志望だっただけあって、脚本を執筆する時は、絵コンテを描き映像をイメージしながら書き進める、と言ったスタイルだそうです。

主な作品

ここではオリジナル脚本(一人で手掛けた作品)のみ一覧にしています。

【映画】
キサラギ
(2007年)
エイプリルフールズ(2015年)
スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年)
ミックス。(2017年)
コンフィデンスマンJP -ロマンス編(2019年)
コンフィデンスマンJP -プリンセス編(2020年)
コンフィデンスマンJP -英雄編(2022年)
THE LEGEND & BUTTERFLY(2023年)
映画ドラえもん のび太と空の理想郷(2023年

【ドラマ】
アシ!
(2002年、テレビ朝日)
おいしいごはん 鎌倉・春日井米店(2007年、テレビ朝日・石原プロモーション)
ゴンゾウ 伝説の刑事(2008年、テレビ朝日・東映)
デート〜恋とはどんなものかしら〜(2015年、フジテレビ・共同テレビ)
コンフィデンスマンJP(2018年、フジテレビ)

共同執筆を入れると数えきれないほどの作品になります。人気具合がうかがえますね。
映画・ドラマ以外でも舞台、アニメ、小説、漫画などでも活躍なさっています、多才すぎ!

受賞歴

受賞歴も多く、脚本賞、優秀脚本賞を多く受賞なさっています。

アカデミー賞/最優秀脚本賞優秀/脚本賞
第29回日本アカデミー賞『ALWAYS 三丁目の夕日』最優秀脚本賞
第31回日本アカデミー賞キサラギ』『ALWAYS 続・三丁目の夕日優秀脚本賞
第35回日本アカデミー賞探偵はBARにいる優秀脚本賞

ドラマでは、ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞を多くの作品で受賞!

タイトルが「どうする家康」になった経緯

「鎌倉殿の13人」の後の大河ドラマが「どうする家康」と言うタイトルだと知って「はぁ?」と思った人は少なくないでしょう。ちょっとウケ狙いな感じがしますし。タイトル自体は脚本家古沢氏の発想ではないようです。ご本人も「ふざけ過ぎでは?」とブレーキがかかったとか。

脚本の制作過程でのやり取りの中で、古沢氏自身から多く出てきたフレーズが「どうする家康」だったので、それがそのままタイトルになったそうです。制作統括の磯智明氏も57歳で若い世代と言えるご年齢ですから、「どうする」と言うフレーズの持つ可能性にひらめきを感じ取れたのではないでしょうか?



どうする家康の演出が安っぽいのはなぜ?

「どうする家康」の芸能考証と指導に当たった友吉鶴心氏と制作統括であるチーフプロデューサーの磯智明氏の「もっとどうする家康」というラジオ深夜版を聞いてまとめました。

「がっかり、残念、めちゃくちゃ、もう見ない、やばい、安っぽい」などの評価をうけて散々な「どうする家康」ですが、制作に至った裏側(内側?)を覗いてみると、制作陣の真意が伝わってきましす。

斬新なタイトルにこめた想いについて

制作統括の磯智明氏には歴史本によくあるような家康の人物像は「古だぬき」「ラスボス」というような強いイメージではなく、もっとリアルな人間味のある家康を描きたいという思いが一番にあったという事でした。

その為に、「徳川家康の研究」の最前線を勉強していくと「江戸幕府を開いた徳川家康」という視点以外にも織田側、武田側、今川家からの多角的な視点での研究がされており、それによるとこれまでの家康像とは違う真に迫ったリアルな姿が見えてきました。

そこに「家康は今川の人質になったり、織田信長や武田信玄よりも力もなく才能もない、そんな人物が天下を取ったんだ!」と言う風に解釈していた徳川家康の大ファンだという脚本家の古沢良太氏の「もし(戦国武将について)書く時があれば家康を書きたい」と言う思いをドッキングさせたのが今回の家康像になったのだそうです。

リアルな家康像を描きたいと考えた磯智明氏が、家康が大好きな古沢良太氏ならば新しい視点での家康を生み出してくれるだろう、との期待してタッグを組んだ「どうなる家康」このいきさつを知れば、松本潤が演じる家康を受け入れる事ができると思います。

秘儀「えびすくいおどり」

1話の最大の見どころは「えびすくい」という制作統括の磯智明氏。脚本には「有名なえびすくい」とだけ書かれていたのを、あのエビ踊りにつなげるためにいろいろな地方の文献を調べて「えびすくい」につなげたのは友吉鶴心氏。

率先して「えびすくい」を踊る酒井忠次を演じている大森南朋曰く、伝統芸能ではなく、あくまで“宴会芸”なので、そこを加味していただいて、視聴者の皆さんには優しい目でご覧いただきたい。と語っています。

ツイッターでも話題になっていて、えびすくいで脳内ハックされているようです。今後も何度も出て来るらしいので被害者多発間違いなし!ですね(笑)

どうする家康の視聴率

初回視聴率が15.4パーセント、10話までの平均視聴率は12.98パーセントと、下降し続けています。その理由について視聴者側からの考察をしてみました。評価を見ても、年齢層によって感じ方に違いがある事がわかります。

どうする家康の視聴者層は?60代以上の女性

まず最初に、史実に基づいた多くの歴史本があり、歴史的人物の人物像はある程度出来上がってしまっています。とらえられ方は個人差はありますが、「家康」とはこういう人物である。という固定概念が出来上がっているのです。年齢層が上になるほど、その傾向はあります。

 

NHK大河ドラマは観る側にとってはいわゆる「ハイブランド」です。一流でないといけません。大河ドラマ上級視聴者のみなさん達も「プライド」を持って観ていると思います。料理で言うと老舗の料亭で静かに頂く懐石料理(例えが意味不明!?)です。

60~65歳(多分)以上の年齢層の視聴者(主に女性)にとってはNHKの大河ドラマを観ている、という事は「意識が高い」という、なんとなく上級なイメージがあると思うのです。

それなのに、タイトルはシュッとしていないし、時代考証はでたらめだし、「えびおどり」踊ってるし、かくれんぼ遊びを幼少期ならまだしも、松潤と有村架純がガチでやっているし、何よりも前作の「鎌倉殿の13人」と比べると、見劣りがするし。

大河ドラマが狙っている視聴者の年齢層が何歳なのかはわかりませんが、60~65歳以上の年齢層にとって今回の「どうする家康」は真面目でない、安っぽい演出、ふざけている、と思われてしまい「ハイブランドではない」と判断されて受け入れられていないようです。

上級視聴者にとっては「大河ドラマ」が史実をどう描き、どう裏切るか、が楽しみであると同時に、根底には「裏切りは許さない、まじめにやってね」と言ったような固定観念に縛られている部分もあると思います。その方が見ていて安心ですものね。

どうする家康を観る年齢層は? 20代~50代女性

歴史上の人物達と有名なエピソードは何度も映像化されています。しかし、歴史的史実をそのままの通りに表現するのでは、わざわざ映像化する意味がありません。かといって新たな事実の発見!の可能性はなかなかありえません。

「歴史を扱う」という事は脚本家にとってはチャレンジではないでしょうか?そしてそのチャレンジは、「若い世代に対してのアプローチ」の意味合いが大きいと考えられます。

若い世代はメディアの「ハイブランド」には興味がないし、普段あんまりテレビは観ません。もしくはサブスクで動画視聴が常、とかTikTokが面白くて、なんていう今の若い世代の人たちには大河ドラマが入り込む余地はないだろうと考えていましたが、【スイッチメディアのテレビ視聴データ】によると、意外と20代、30代の若い世代の視聴が伸びていて驚きました。

年配層の大河ドラマ上級視聴者が「老舗の料亭で静かに頂く懐石料理」とするならば、若い世代にとっての大河ドラマ(初心者が多いと思われる)は、インスタ映えする景色のいい場所にあるおしゃれなレストランやカフェで食べるいつもより少しお高いコース料理。と言ったところ。

タイトル「どうする家康」の字ずらや響き、ロゴもデザイン性が高く、若い人たちにとっては史実云々よりも、インパクトの方が響くようです。学校や職場で「夕べ見た?」なんて話題になりそう。

また「えびおどり」がなかなかのアイテムで若い世代に「刺客」さながら送り込まれています。若いママと一緒に観る小さな子供にまで浸透しそうです。私は「えびおどり」ですぐにラインのスタンプ「えっびっ」を思いうかべてしまいました(笑)

20~30代の視聴率が伸びている事から「どうする家康」がトレンドを担う若い世代にもアプローチしている事がわかります。

どうする家康の今後

年齢層によって受け取り方が違う事がわかりましたが、今後「どうする家康」は視聴率を得る事ができるのでしょうか?

松本潤や有村架純がキャストという事が若い世代にアプローチしている事、また、史実に基づく歴史ドラマであるにもかかわらず人形遊びや鬼ごっこ、竹を組んで作った秘密基地があったりと、いつものような大河ドラマとは違う、何じゃこりゃ?的な驚きや拍子抜けしたり、という事が、意外な事に視聴率を上げている要因になっていると考えられます。

お人形遊びをしていた二人が出会ってすぐに結婚、そして子供ができる、と言うスピード展開。そしてキスをするシーンで場面転換。なんだかんだと、目が離さない仕掛けがちりばめられています。
冒頭で書いた「がっかり、残念、めちゃくちゃ、もう見ない、やばい、安っぽい」なんて意見があっても、やっぱり見るのです。

確かにこれまでの大河ドラマとは違い重厚さもありませんし、壮大なイメージでもありません。しかし、2022年末の「NHK紅白歌合戦」でも同じことを感じた人はいるのではないでしょうか?それは「視聴者の世代交代」 年末にNHK紅白歌合戦を観て、知らない人ばっかりで何やら人数多いグループばかりだし、面白くなかった。と言うご年配の方々のご意見が多かったようです。

NHK紅白歌合戦にも 大河ドラマにも、そろそろ視聴者側の世代交代に対応していく時が来たのだなと感じました。

どうする家康の評価がひどいという理由はなぜ?脚本と演出についてしっかり考察のまとめ

さて、以上のようにNHK大河ドラマ「どうする家康」の評価が現時点ではあまり芳しくない、という結果になっていますが、それだけではすまされない仕掛けが今後あると思います。どんな仕掛けかはわかりませんが、どの視聴者層を狙っているのか?はわかった気がします。

今回は

どうする家康の評価がひどいという理由はなぜ?
どうする家康の脚本が残念、書いたのは誰?
どうする家康の演出が安っぽいのはなぜ?
どうする家康についての考察

以上についてリサーチしました。

また、逆に「どうする家康」は面白い!!!と言う声もまとめてみました。どんな所が面白いと思っているのか知りたい方はこちらの記事をお読みください!

どうする家康が面白い!歴史ファンタジーに振り切った脚本家・古沢良太が描く新しい家康
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最後までお付き合いくださってありがとうございました。〈Pinoko編集局〉



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