探偵ロマンスに原作はあるの?江戸川乱歩の小説が元ネタ?スタッフと主題歌

探偵ロマンス

NHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」は大正8年の帝都を舞台にし、人間模様と同時にアクション・エンターテイメントを盛り込んで描く活動大写真のようなドラマです。大正浪漫な世界観が満載の「探偵ロマンス」(全4話)ですが、今回は原作はあるのか?やスタッフ、主題歌などの作品情報を調べてみました。

今回は

探偵ロマンスに原作はあるの?江戸川乱歩の小説が元ネタ?
探偵ロマンスのスタッフや制作陣は?
探偵ロマンスの主題歌とアーティスト情報

以上についてリサーチしました。



探偵ロマンスに原作はあるの?江戸川乱歩の小説が元ネタ?

ドラマ「探偵ロマンス」は江戸川乱歩の作家デビュー100周年記念作品です。時代設定や舞台イメージなどの情報から見て漫画を実写化したものかな?と想像していたのですが、結論から言うと、原作となる小説はなく、また漫画を実写化したドラマでもありません。「探偵ロマンス」は脚本家の坪田文(つぼたふみ)さんによる書き下ろしオリジナル脚本です。

脚本家の坪田文のプロフィール

脚本家 坪田文(つぼたふみ) 1983年7月7日生まれ
岡山県出身  日本大学藝術学部演劇学科劇作コース卒業後、芸術学修士取得
2002年7月、女性のみの劇団として「女性には共感を、男性には驚嘆を」をコンセプトとする『空間ゼリー』を主宰し、同劇団の全作品の脚本を手掛けています。

ドラマ、映画、アニメ、舞台、と多くの作品をジャンルを問わず手掛けており、その中から抜粋してご紹介します。

映画プリキュアドリームスターズ!(2017年)脚本
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年)脚本
ねことじいちゃん(2019年)脚本
私はいったい、何と闘っているのか(2021年)脚本
ずっと独身でいるつもり?(2021年)脚本
金の国 水の国(2023年)脚本
ドラマ黒の女教師 第8話(2012年、TBS)
半沢直樹(2013年、TBS)脚本協力
マッサン(2014年、NHK)脚本協力
コウノドリ(2017年 TBS金魚妻(2022年、Netflix
サワコ(2022年 BS-TBS
アニメプリティーリズム・オーロラドリーム(2011年 TX)
魔法つかいプリキュア!(2016年 ABC / ANN)
マーベル フューチャー・アベンジャーズ(2017年 Dlife)
彼女、お借りします(2020年 MBS)

プライベートではInstagramの自己紹介に「コスメ大好きな脚本家」と書いていて、「メイクの可能性は無限大だと改めて気付かされます。コスメ沼はどこまでも深い。」とにお気に入りのコスメやメイク動画をあげています。
Instagram  tsubofumi

「探偵ロマンス」の脚本の素となる着想

「江戸川乱歩さんの自伝(『わが夢と真実』『探偵小説四十年』等)に、かつて乱歩さんが、岩井三郎氏がやっていた当時はまだ珍しかった探偵事務所で働こうと思って面接を受けたことがあるという記述があります。そこから想を得て、乱歩さんが推理作家になるまでに、探偵をやっていたら?という虚実の入り交じった企画が立ち上がりました。

岩井 三郎って誰???恥ずかしながら、初めて聞くお名前です。探偵さんのようですね。

 

岩井 三郎(いわい さぶろう)1865年生まれ– 1956年〈昭和31年〉1895年(明治28年)に創業された日本最古の探偵事務所「岩井三郎事務所」(現・株式会社ミリオン資料サービス)創業者。大正時代初期に起こったシーメンス事件(ドイツのシーメンス商会による日本海軍高官への贈賄事件)の解決に寄与した探偵。

元警視庁警察官。司法主任として日清戦争当時にスパイの摘発を行い、「シーメンス事件」の他には「花王歯磨密造事件」「古河炭鉱詐欺事件」「のちの満州馬賊伊達順之助による射殺事件」などの解決に寄与した。

「日本最古の探偵事務所」って当時「探偵」が実在した事にまず驚きです。「探偵」の始まりは物語た小説だと思っていました。それを真似て、実際に探偵家業ができたのだと勝手に想像していました。

その「岩井三郎探偵事務所」に若き日の江戸川乱歩が働くために面接を受けた、なんてこれこそ、小説のようですが事実なのですよね。実際に就職できたのでしょうか? 「探偵ロマンス」ではこの岩井三郎探偵が草刈正雄演じる「白井三郎」と言う設定なのでしょう。

また、『明智小五郎』の代表的なキャラクターは、岩井三郎が原型になっているのでは?ともいわれています。

実に面白い。。。



探偵ロマンスのスタッフや制作陣は?

ディレクターの大嶋慧介は『カムカムエヴリバディ』を作り終えたばかりのまだ余韻が残る状態の時に「探偵ロマンス」の企画がスタートしたそうです。きっけかは大嶋慧介が「江戸川乱歩が作家としてデビューする前に、探偵事務所の門戸を叩いていた」という史実を発見したこと。自ら招いたという事ですね。

大仕事が一つ終わったばかりの時にまだすぐ次のアイデアが降りてくる、と言うような事は物つくりにおいてはよくある事。いわゆる波が来ている状態。こういう時は身体がきつくても乗っておくべきなのです。(なんてね、啓発セミナーっぽく言ってみました)

で、そのまま『カムカムエヴリバディ』のスタッフ総出で次の企画「探偵ロマンス」に取り掛かった、という事だそうです。ただ、脚本は江戸川乱歩作品は何度も映画化されていますので、これまでの作品とは違うものを作らなければ意味がない、と「大御所」や「ベテラン」の脚本家よりも若く勢いのある女性・坪田文を起用しました。

そして企画が立ち上がってから半年でクランクイン、というハードな制作でしたが、その分中身がぎっしり詰まった濃厚なドラマに仕上がったという事です。勢いがある時てなんでもできる気がしますし、できてしまいますね。

そんなハードな企画をやり遂げたのはメンバーはこちら
↓↓↓↓↓

企画 :大嶋慧介
脚本:坪田文
音楽:大橋トリオ
演出 : 安達もじり、大嶋慧介
制作統括 : 櫻井賢
プロデューサー :葛西勇也

土曜ドラマ『探偵ロマンス』
2023年1月21日(土)~ 毎週土曜
NHK総合 夜10:00~10:49放送(全4話)
制作・著作 :NHK大阪放送局

探偵ロマンスの主題歌とアーティスト情報

「探偵ロマンス」」の主題歌と劇伴を担当したのは大橋トリオ
主題歌のタイトルは「生きる者」

登場人物たちの様々な人間関係が交差していく中、大橋トリオがどんな音楽で彩を添えてくれるのかも楽しみです。

大橋トリオのコメントがありましたので引用させて頂きました。

久しぶりのドラマ劇伴音楽制作で、かなり気合が入っています。企画書を読んだ際に、僕の好きな世界観、憧れる大正時代でしたのでワクワクしました。クランクイン前のお祓い、京都撮影所と和歌山での撮影現場を見学させていただきましたが、実際の衣装、美術やセットを見ることで、よりイメージしやすくなりました。
オープニングからエンデイングなどトータルでやらせていただくので思う存分、大橋トリオの世界の全てをドラマに捧げたいと思います。

どちらかと言うと主題歌よりも劇伴の方が気になる私、劇伴はドラマの内容を盛り上げてくれる大切な要素の一つですもの。大橋トリオの曲ってジャンルはJポップ?シティポップ系?個人的にはよく知らないのだけれど、この機会にいろいろ聞いてみようと思います。

探偵ロマンスの原作は小説?あらすじ、スタッフと主題歌のまとめ

ここまでで調べて分かった事は、ドラマの脚本は番組ディレクターが偶然見つけた史実に基づいて書かれたオリジナルである事、「カムカムエヴリバディ」の制作がそのまま継続した事、主題歌・劇伴を担当したアーティストは大橋トリオ。

以上の事を

探偵ロマンスに原作はあるの?
探偵ロマンスのスタッフや制作陣は?
探偵ロマンスの主題歌とアーティスト情報

の項目にまとめました。

また、配信状況や、見逃し配信サイト、登場人物相関図、あらすじなどをまるっとひとまとめにしたまとめ記事も書いていますので、よかったらお読みください。

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最後までお付き合いくださってありがとうございました。〈Pinoko編集局〉

 



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