探偵ロマンス第 2 話お百の歌声は上白石萌音、ネタバレあらすじと感想 イルべガンとは?

探偵ロマンス

NHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」は舞台は大正8年の帝都。第1話では作家を目指す平井太郎(濱田岳)の前に行方不明とされたいた白井三郎が姿を現しました。二人は作家・探偵、というお互いの目が見る世界を知りたくてタッグを組んで事件に挑むことになりました。

この記事では

探偵ロマンス第2話/お百の歌声は上白石萌音
探偵ロマンス第2話/ネタバレあらすじ
探偵ロマンス第2話/感想

以上の事についてまとめました。



探偵ロマンス第2話 お百の歌声は上白石萌音

オペラ館の「華炎城の舞姫」を観た新聞記者の梅澤が「面白いね、娘の歌声をかぶせて派手な化粧をして、世間にはウケる。噂の絶世の美女が男だなんてね」とお百が男だという事を見抜きました。

そのお百にかぶせた歌を担当したのが上白石萌音です。出演のみが告知されていた上白石萌音が、いったいどんな役で、いつ登場するのかが気になっていましたが、歌とは。。。「探偵ロマンス」製作チームが手がけたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』と今回の音楽を担当する大橋トリオが繋げた縁でした。「歌劇唄い手」としてですが歌唱のみで「探偵ロマンス」にはっきりと足跡を残しました。


「お百」の歌声を聞いてピンと来た人はすごいですね!お百の歌唱シーンは今後もあるのかな?楽しみですね。



探偵ロマンス第2話ネタバレあらすじ

探偵・白井三郎(草刈正雄)と作家・平井太郎(濱田岳)は廻戸庄兵衛(原田龍二)殺しの犯人として追われている「ピス健(土平ドンペイ)」を追い詰め、取り押さえました。逮捕する前に聞きたい事がある、と白井。ピス健の評判は拳銃の腕前、なのに廻井戸殺しは乱れ撃ちでピス健らしくない。ピス健は「あれは自分じゃない、金持ちを撃つ義賊に仕立てられた、ハメられたんだ。」事件を操っている別の存在が明らかになりました。

廻戸早苗(杏花)に殺害された父親、庄兵衛に変わった事はなかったか聞き込みをする、太郎と白井。早苗の口から、父は亡くなる前にロマノフの一族と取引が増えたようだった、と言います。他には「赤い部屋」「お百」と言う言葉が出てきました。

ピス健逮捕の現場に太郎がいて、逮捕に一役買っていた事を知った新聞記者の梅澤(森本慎太郎)は太郎に対する冷たい態度を改めて、やたらと馴れ馴れしくしてきます。太郎が白井三郎の事を知っている事に感づいたようです。

探偵ロマンス第2話ネタバレあらすじ お百

梅澤は情報交換の見返りとして太郎にオペラ館の「華炎城の舞姫」の優待券を渡しました。舞台には夢の美女「お百」が出演します。太郎は居候の郷田(泉澤 祐希)と共に舞台を見にやってきました。

そこで廻戸邸で一度会っている、白井から「ひさよ」と呼ばれていた女に再び出会います。その女は「赤い部屋」の女主人・美摩子(松本若菜)、外務次官の後工田(近藤 芳正)と連れ立ってきていました。そして、白井へのメッセージを太郎に伝えます。「足踏みしていたらイルべガンには辿り着けない」

イルべガンとは、シベリアに伝わる怪物で竜のようでも蛇のようでもある 七つの顔を持つ魔物で黄金の魔女の子供 シベリアにはイルべガンにまつわる財宝が眠っているとか・・・。

太郎は「お百」の舞台に心を奪われます。その歌声は透き通っており、心に沁み込むようでした。
舞台が終わって、楽屋を訪れる太郎達、そこに新聞記者の梅澤もやってきます。「面白いね、娘の歌声をかぶせて派手な化粧をして、世間にはウケる。噂の絶世の美女が男だなんてね」

舞台を見た外務次官の後工田もまたお百に心を奪われます。後工田に招待され秘密倶楽部「赤い部屋」にきたお百ですが、会員の住良木平吉(尾上菊之助)とはすでに関りがあって、ただならぬ関係の様子です。「キスして」と迫るお百に「ロマンスは本当に好きな人としかしては駄目なんですよ」と拒まれてしまいます。住良木が去ったあと、鏡に写る自身の姿に「醜い怪物」「南無阿弥陀仏」と続けるお百。

探偵ロマンス第2話ネタバレあらすじ イルべガンのたまご

街で白井は昔なじみのお勢(宮田圭子)に声をかけられます。昔の事件で関わりがあったようです。お勢は「イルべガンのたまご」と言われるロマノフの一族から譲り受けた宝石がはめ込まれた指輪をしていますが、どういったいきさつなのか…?

「10年前のあの事件で私は主人を失いあなたは相棒を失った」と話すお勢。ここでフラッシュバックされるのは、10年前に起きた事件。三郎が必死に名前を呼ぶ相棒・相馬京子(石橋静河)が爆発で吹き飛ぶシーン。倒れた京子が持っていたのは、怪盗からの予告状。そこには「あなたの大切なもの頂きます。「妹・相馬久代殿」」と記されていました。太郎が思いを寄せる文通相手の村山隆子と京子が一人二役なのは、どんな理由があるのでしょう?

その時の事件はまだ終わっていない、目覚めたイルべガンに誘われているようです、と話す白井。お勢は事件の後行方不明になってしまった孫の正一郎を探してほしい、と「イルべガンのたまご」を白井に渡します。去り際に白井に向かってこう言います「あなたも優しい人ね…優しい人は哀しい人」

帝都警察に留置されていたピス健が何者かの手引きで脱獄、その後射殺されてしまいます。射殺犯が最後につぶやいた言葉は「南無阿弥陀仏…」

赤い部屋では住良木と美摩子が。美摩子の背中にあるのは7つの顔を持つ魔物「イルべガン」のイレズミ。そして、住良木が美摩子に向けた言葉が「あなたは優しい人…優しい人は哀しい人」お勢が白井に向けていったのと同じ言葉です。これで、10年前に事件に白井とお勢、住良木、美摩子(久代)、姉の京子がつながっている事がわかりました。

2話の最後にM県鳥羽から太郎の文通相手、村山隆子(石橋静河)が二人書房の太郎の所にやってきました。偶然白井三郎も太郎を訪ね、またまたお百までもが同じタイミングでやってきます。お百は太郎に抱きつくふりをして外務次官の後工田を狙う予告状を見せ「白井三郎に会わせて」とささやきます。

 

探偵ロマンス第2話感想

第2話は伏線がいっぱいでわからないことだらけでした。

街のあちこちに増えた落書き
ロマノフと一族と関係がある「赤い部屋」の会員たち
お百と住良木平吉の関係
美摩子の姉京子にそっくりな太郎の文通相手・村山隆子
イルべガンの入れ墨を背中に入れている美摩子
南無阿弥陀仏
優しい人は哀しい人

何となく、事件の輪郭は見えてきた気はしますが、まだ霧の中。

それにしても、お百さん、美しい。。。演じている世古口 凌(せこぐち りょう)さん、私はてっきり女性だと思っていました。26歳!? 18歳くらいかと思っていました。
また、尾上菊之助さんのあの明治大正の空気感、なんでしょう、全身にロマンが漂ってますね。プライベートでもご自宅に「赤い部屋」がありそう。

調べていて分かった事の一つに、ピスケンさんが実在の人物ということ。しかも名家の出。
wikiによると、1881年(明治14年)9月24日、兵庫県神戸市御影町浜東で菊正宗酒造の一派で御影で「浜嘉納」の次男として生まれ、東京の医家の養子になり、ドイツ語を勉強するために独協中学に入るが、このころから暴れん坊で知られ、船乗りからピストルを仕入れて練習し、のちに「ピス健」と呼ばれるほどの名手となり、西日本一帯を取り仕切るほどの大親分になったそうです。 有名な人物だったのですね。

出演のみが告知されていた上白石萌音さんが、いったいいつ出てくるのだろう?と思っていたらなんと歌唱のみで登場でしたね。妖艶なイメージのお百の歌声にはちょっと清純過ぎた気がしますが。色気がないというか…なんて事をいったらカムカムのファンの方々に怒られそうですが。

怒られついでにもう一つ、制作メンバーもカムカムチームという事でロケ地も同じ場所が使われていたり、オペラ館の通りの映像なんかもカムカムエヴリバディが思い出されます。 カムカム色、強すぎ?

また、退屈と言う声もありますが、これは大正時代を背景に江戸川乱歩の駆け出しの頃を描いたフィクションなので、出来上がった江戸川乱歩のイメージを持って見るのはちょっと違うかなと思います。そもそも江戸川乱歩自体が摩訶不思議でミステリーなのでいろんな物語が作れるのであって、平井太郎のような人物像であってもそれはそれで、どう成長していくのかが興味深いです。

探偵ロマンス第2話 お百の歌声は上白石萌音、ネタバレあらすじと感想 、イルべガンとは?まとめ

事件はますます複雑になってきましたね。10年前の悪夢が目を覚ましたようです。

今回はオペラ館の「華炎城の舞姫」お百が男である事と舞台では女の歌声をかぶせていた事、その歌を担当したのが上白石萌音さんだという事がわかりました。また、物語には伏線が張り巡らされて、これからどんな風に回収されていくのかが楽しみです。

複雑な展開になってきましたが「探偵ロマンス」に原作があるのか?元になった小説があるのか?あるいは漫画が実写化されたのか?が気になる方はこちらをどうぞ!

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