探偵ロマンス第1話ネタバレあらすじと感想、懐かしのチンドン屋 

探偵ロマンス

NHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」は舞台は大正8年の帝都。作家を目指す平井太郎(濱田岳)が、探偵の白井三郎(草刈正雄)に弟子入りし、探偵業を通して経験を積み推理小説家「江戸川乱歩」としてデビューするまでのエピソードが描かれています。

この記事では

探偵ロマンス第1話ネタバレあらすじ
探偵ロマンス第1話感想・懐かしのチンドン屋

以上の事についてまとめました。



探偵ロマンス第1話ネタバレあらすじ

秘密倶楽部「赤い部屋」では女主人の美摩子(松本 若菜)が客で貿易商の住良木(尾上菊之助)外務次官の後工田(近藤 芳正)らが、犯行の際ピストルを使うことから「ピス健」と呼ばれている連続強盗犯、守神健次(土平ドンペイ)が帝都新聞に送った予告状についての話題で盛り上がっています。
狙われている廻戸庄兵衛(原田龍二)は画商で大富豪、俱楽部の客たちはピス健が何を盗みに来るのか賭けをします。

犯行予告当日、馬車で逃げ出した廻戸庄兵衛と娘の早苗(杏花)ですが、庄兵衛は射殺されてしまいました。馬車の中に隠れていた早苗は無事でしたが、犯人のシルエットと「南無阿弥陀仏…」とつぶやく声を聞きました。

警護に当たっていた帝都警察の警部の狭間勇(大友康平)の失態を暴いた帝都新聞社の記者、梅澤潤二(森本慎太郎)の記事を読んだ街の人々は行方が知れない名探偵「白井三郎(草刈正雄)」の登場を待ち望むようになりました。白井三郎は警部・狭間の元同僚ですが、何らかの経緯があったのでしょう、狭間は白井三郎の存在を疎ましく思っているようです。

売れない作家の平井太郎(濱田岳)は時子(本上まなみ)と須永(野田晋市)が営むD坂にある古本屋「二人書房」に、居候で病弱な郷田初之助(泉澤 祐希)と共に下宿しています。くず拾いや、志那そば屋台を引いたりしながら小説を書いています。生活は苦しく、下宿代もまともに払えない様子。

太郎は書いた小説をM県鳥羽の造船所に勤めていた頃に知り合った村山隆子(石橋静河)に送っては読んでもらっていました。いつもなら褒めてもらえるのに、今回手紙には「殺人犯が物語を展開するための道具として登場しているだけでその心理が描かれていない、殺人犯の心理が知りたい。」と書かれていました。隆子さんだけは味方だと思っていたのにと落ち込みました。

書いた小説を新聞社の梅澤にも売り込みに行っているのですが、難解な内容の凝った物よりも読者はもっとわかりやすい読み物を求めている、と毎回断られます。それよりも行方知れずの名探偵白井三郎を見つけて書く方が読者のニーズがある、と勧められますが気が乗らない太郎。

ある夜、志那そば屋の客としてくず拾いのバイトの時に出会っていた男が現れました。男は太郎の持ち物から生まれを推理して言い当てたり、太郎の書く小説を読んでみたい、と言いました。そんなお時の様子が気になり、もしかして?と核心に触れそうになった時そこに、チンドン屋がにぎやかに登場。

「うるさい!」と文句を言う太郎とチンドン屋がもめそうになった時、男が止めに入ります、その男が誰だか気が付いたチンドン屋の一人が「すみません、三郎さん」といって引き上げていきました。
そこで太郎も気が付きます、男が白井三郎だという事に。

A公園の「バーK」で飲んでいる太郎、マスターの伝兵衛(岸部一徳)に何かいいことがありましたか?と聞かれ白井太郎の事を思い浮かべます。そこに廻戸早苗が現れ「あなたを探していました」と真直ぐにやってきて自分宛てに届いた予告状を見せました。

廻戸早苗に三郎の居所を教えたのは赤い部屋の女主人の美摩子でした。橋の上で三郎と会い10年前の事件の犯人「イルべガン」が再び目を覚ました、と伝えます。姿を消していた三郎を「一人だけ逃げるんなんて許さない」ととがめます。10年前、どんな事件があったのでしょう?

一方、白井三郎の事が気になり始めた太郎は本格的に白井三郎を探し始めました。チンドン屋のラッパ(浅香航大)やタイコ(ひじかた ひろたか)シンバル(やましたきり)や、バーのマスターに聞き込みをします。

そして、旅館の2階にいた三郎(実はこの時ピス健を張り込んでいた)を見つけたことに興奮して大声で話したてる太郎の声に気が付いた「ピス健」の情婦の「逃げて!」であわてて部屋を飛び出るピス健。追う三郎、三郎を追う太郎。大捕り物が始まります。

追い詰められたピス健に狙われた太郎をかばって、白井三郎が撃たれ腕を怪我してしまいました。太郎は怪我をした白井三郎を隠れ家のA公園のオペラ座の地下にある部屋に送っていき、なぜ、自分が書く小説を読みたいのか?と聞きました。白井三郎は「太郎の目に映る世界を知りたくなったから」と言いました。「僕もあなたが見る世界を知りたい」と太郎。「毒くらう覚悟があるならついてきな、探偵の目が知りたいなら」

探偵ロマンス第1話感想

大正ロマンと探偵ロマンス 韻を踏んでいますね!(笑) レトロやロマン、ノスタルジーなどのニュアンスを含む、街や建物、ファッション、家具、道具などなど、がお好きな人のアンテナには絶対に引っかかる「探偵ロマンス」のロゴと醸し出す雰囲気。かくいう私もそうなのです。なので、このドラマ、ものすごく楽しみにしていました!

今年は乱歩が『二銭銅貨』で探偵作家デビューをしてから100年の年です。江戸川乱歩や推理小説マニア、あるいはアニメ「名探偵コナン」のファンにも響くかも?

平井太郎はこの時点でもう「名探偵・明智小五郎」と言う人物を生み出していました。「あ・け・ち」の活字を大事に持っています。ただ、どうやって活躍させればいいのかまだわからない状態。

太郎がピス健を張り込んでいる白井三郎を発見してからの、逃げるピス健を追う草刈正雄さんの超絶アクションシーン、めちゃくちゃ迫力ありましたね。70歳とは思ない身のこなし、いくつになってもカッコイイです。元祖ハーフ俳優は年齢を重ねても素敵でダンディーですね。演出もよかった、どこにも違和感がなく見入る事ができました。今後もアクションシーンがあるでしょうが、ドラマの見どころの一つですね。

A公園でのオペラ座の宣伝をしているチンドン屋のシーン、実際にあの時代を生きていた訳ではないですが、あんな光景が日常だったのでしょうね。そこはかとなくノスタルジックです。。。今の若い子たちはわかるかな?ルーツは大正時代と言いますから、探偵ロマンスに登場するチンドン屋が「元祖」かもしれません。



探偵ロマンス第1話ネタバレあらすじと感想、懐かしのチンドン屋 まとめ

「探偵ロマンス」第1話、平井太郎は幻の名探偵白井三郎に出会い、弟子入りする事ができました。元々、ユーモアのセンスもある草刈正雄さんのアドリブっぽい素の演技なども含めて二人の今後の活躍が楽しみです。

この記事では

探偵ロマンス第1話ネタバレあらすじ
探偵ロマンス第1話感想

以上の事についてまとめました。
また、「探偵ロマンス」のロケ地や登場人物、相関図などまるっとひとまとめにした記事もございますので、併せて読んで頂けたら嬉しいです!

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